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古典芸能研究センターは、行吉学園発祥の地である三宮キャンパス(神戸市中央区)にあります。
能楽資料の橘文庫、民俗芸能資料の喜多文庫をはじめ、古典芸能や民俗芸能に関する書籍・資料を幅広く備えた研究施設です。芸能に関連する様々な分野の資料を収集しており、個別の分野はもちろん、より総合的な調査・研究の拠点となっています。
なお、所蔵する資料は、学生・社会人を問わずどなたにもご利用いただけます。

最新情報

最終更新日:2017年12月1日

12月の資料

古典芸能研究センター所蔵の様々な資料の中から、毎月1点紹介します。

『神戸謡曲界』第53号 表紙
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伊藤正義文庫蔵
神戸謡曲界社、昭和13年5月刊

 今月の資料は、現在開催中の「近代神戸の能楽―明治・大正期を中止に―」に展示中。掲載した号は、神戸能楽会館の落成記念号で、表紙の絵は能画壇の第一人者であった松野奏風が特別に揮毫したもの。
 『神戸謡曲界』は、塩谷甲南なる人物が自ら筆を執って創刊し、大正11年から昭和15年まで神戸で発行し続けた能楽雑誌である。趣向を凝らした色刷り表紙に30頁程度の菊判の冊子で、不定期ながら年に3、4冊ほど発行されていた。当地の能・謡曲に関わる情報(能会案内、演者や会員の近況など)のほか、主幹による能評などが主な内容で、能一般については他書の引用や転載も見られる。文字通り謡曲を学ぶ好事家たちを対象とした会員制雑誌で、発行部数も多くはなかったようである。創刊当時は、経済的な好況期ということもあって能楽雑誌は一種刊行ブームを呈していた。数号刊行程度で廃刊となった雑誌も多いなか、本誌は不定期ながら非常に長い期間続いた。本誌はまた、神戸在住の能研究家香西精が執筆を始めたきっかけとなった雑誌であり、21号以降、複数の筆名でさまざまな文章を執筆している。
 近代の神戸地区の能楽に関する情報を得るには貴重な雑誌だが、発行された全ての号も確認できておらず、本誌の全貌は未詳である。

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