神戸女子大学

Course


論攷 第48巻

種類 題名 PDFファイル
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資料 [PDF:863KB]
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<報文>
幼稚園における絵本の読み語りに関する研究(1)-子どもの絵本の楽しみ方-

長瀬 荘一、幸本 由紀子、富本 佳郎

要旨

本研究は幼稚園における絵本の集団的な読み語り場面において、子どもの楽しみ方に焦点を当て、その内面の動きを把握することを目的とした。ここでは幼稚園4歳児30名に8冊の絵本に対する反応を観察とイメージ略画を用いた面接によって捉えようとした。結果、子どもは絵本に対して強い興味を示し、知的側面、感情的側面、意欲的側面など広範にわたって楽しんでいることが明らかになった。また、その楽しみ方や表現の仕方には個人差のあることも明らかになった。


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<報文>
小学校における国際理解教育向けの教材開発の実践

半田 博

要旨

地球時代に生きる児童を国際社会人として育てていくことが求められている。小学校ではその資質を育てるために国際理解教育を進めている。国際理解教育の活動をさらに促進させるためには、児童用の教材や教師用の授業書をより豊かなものにしていくことが大切である。われわれは国際交流、国際連合の働き、国際協力の各分野別に児童向けの図書と教師向けの授業書を開発してきた。本稿は、それらの実践活動の概要についての報告である。


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<報文>
台湾における日本語教育-その歴史的意味の再考-

岩中 貴裕

要旨

日本語教育に関わる者にとって、戦前・戦中に外地で行われた日本語教育に対する理解は、必要不可欠である。本論文では戦前・戦中に台湾で行われた日本語教育に焦点をあて、そこでどのような日本語教育が行われたのかを明らかにしていく。現代的な視点から言えば、植民地支配は決して許されるものではない。しかし、その間に成功と言っても過言ではないような日本語教育が行われていたのも事実である。戦前・戦中に外地で行われた日本語教育について、どのような評価をするべきかについて考えてみたい。


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<報文>
バレエ技法ターンアウトについて

別所 須実子

要旨

脚を外側に開くターンアウトは、バレエ技法の基本である。正しいターンアウトを習得することは困難であり、長い年月を要するものである。バレエが総合芸術として発展するために、多くのバレエ技法を生み出したターンアウトが果した功績は大きい。これまで、ターンアウトを基本にしたポジションの上に作られた技法や歴史についての研究は多く残されているが、ターンアウトの目的、理由については、未だ言及されていない。そのため、ダンサーや教師によって解釈が様々であり、誤解によって練習効果を得られないだけではなく障害を招くこともある。
この研究では、歴史的考察からターンアウトの目的を明らかにし、バレエ技法習得を目指す人々の理解と傷害防止のための手がかりを得ることを目的とする。


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<報文>
音楽教育の変遷

宮内 真知子

要旨

明治5年の学制発布から日本の音楽教育は唱歌を中心に始まるが、政府は日本の伝統音楽を低俗とし、非ヨーロッパ諸国の音楽を軽視して今日に至る。新しい教科書には、唱歌の占める割合が少なく国語力低下、日本語が乱れる現在、唱歌の果たす役割は重要である。音楽教育黎明期に唯一傑出した作品を残した滝廉太郎の軌跡をたどり、我が国の音楽を大切にして21世紀の子ども達で育んで欲しいのである。

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<報文>
織物の摩擦係数と織物組織に関する研究

蔭川 美智代、横井 亮子、薮内 浩

要旨

スリップテスターを用い、基本的な織物組織である、平織・斜文織・朱子織の表面摩擦係数の測定を行なった。布の表面摩擦係数は、織物組織の構造と密接な関係があり、とりわけ浮き糸の方向およびその長さが重要な因子である。朱子織のように浮き糸が長く、方向性のある組織の場合、触れる面の布にも方向性があれば、浮き糸方向によく滑る。これらのことを本研究で明らかにした。

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<報文>
織物の防しわ性と織物組織に関する研究

横井 亮子、蔭川 美智代、薮内 浩

要旨

防しわ性は、衣類の中の最も重要で基本的な特性の一つである。防しわ性に影響を与えるいろいろな要因の中で、織物組織の影響も大きい要因の一つと考えられている。本報告では、モンサント法で防しわ性を測定し、この値が本報告で定義した“折り目抵抗係数”により説明できることを明らかにした。

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<ノート>
「居住不安」ということについて-京町家居住者にかかわる研究ノート-

河邊 聡

要旨

(財)京都市景観・まちづくりセンターは、京町家居住者からの様々な相談に応じる町家相談会、「京町家なんでも相談」を平成13年度に立ち上げた。本稿は、この相談会に寄せられた町家居住者からの相談内容を資料とし、居住にかかわる不満・不安を抽出・分析し、問題点の把捉と理解をした上で、居住不安解消の具体案を策定しようとするものである。


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<資料>
ウェブページを利用した授業登録・課題提出・確認システムの構築と運用

浅木森 和夫、奥山 晃弘、松井 由佳子、田中 真由美、平田 真弓、康 敏

要旨

高度な知識、技術で彩られている現代社会において、どのようにして生活で必要とされる知識、技術を身につけ確保して行くかは大きな課題である。近年における情報通信技術の進展は、教育への情報システムの活用を加速するとともに、教育内容の高度化に寄与し、この課題を解決して行くための方策を提供しつつある。学習を進める上で必要な学習内容の定着を図るために学習者に課する課題の受け渡し、解答の回収整理、そして、回収した解答への評価、学習者へのフィードバック、これらの教育工学的テーマに対して情報システムは効率化ならびにコスト削減への仕組みを提供しようとしている。我々は、神戸女子短期大学に於けるコンピュータ基礎教育において、ウェブページを利用した授業課題提出システムを構築し、運用を試みた。ここでは、作成した課題提出システムの概要、教育支援基盤としての位置づけ、ならびに、運用効果について紹介する。


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<資料>
住居デザイン基礎実習の授業内容に関する検討

本保 弘子、横井 亮子

要旨

学生の授業評価を基に、住居デザイン基礎実習の授業内容を検討した。その結果、バリアフリーデザインに関する内容を含んでいたことは評価されていたので、今後も継続する。しかし、履修の主な目的は住居設計製図の基礎を学ぶことであるため、バリアフリーデザインに関する内容のなかで、学生にとっての意義の評価が比較的低い実習は内容を変更することとした。


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<資料>
幼稚園における絵本の読み語りの実態

長瀬 荘一、幸本 由紀子、富本 佳郎

要旨

本研究は幼稚園における絵本の指導に関する実態を把握して、問題点を明らかにすることを目的とした。ここでは幼稚園教師130名に対して、子どもの好む絵本、読み語る機会、絵本の選択の仕方、読み語り方、などについてアンケート調査を行った。また、絵本を読み語る際に子どもたちが占める座席の位置を観察によって調べた。結果、幼稚園における絵本の指導はもっと計画的に進めること、家庭における絵本に関する実態をもっと詳しく把握すること、などの必要性が明らかになった。座席の位置の占め方と絵本を楽しむこととの間にはとくに目立った関係はみられなかった。


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<資料>
家庭における絵本の読み語りの実態

長瀬 荘一、幸本 由紀子、富本 佳郎

要旨

本研究は家庭における絵本の読み語りに関する実態を把握することを目的とした。幼稚園3歳児、4歳児、5歳児の保護者184名に対して、読み語り始めた年齢など13項目のアンケート調査を行った。結果、保護者たちは絵本の読み語りが子どもの想像力を伸ばし、人格発達の全面的発達を促すこと、親子の絆を強める働きのあることを実感していることが分かった。保護者が絵本を読み語る頻度は家庭によってかなりの差異があり、年齢段階が上がるにつれて少なくなる傾向がみられた。また、ほとんどの子どもたちは絵本を読んでもらうことに対して強い要求を持っていることが明らかになった。


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<資料>
羊肉と乳の食文化-モンゴルの食

片寄 眞木子

要旨

モンゴルの食文化は「赤い食べ物と白い食べ物」と表現される場合が多い。乾燥地帯での遊牧による家畜飼育を生業としてきたモンゴルでは、夏と秋には乳および乳製品(白い食べ物)が食べられ、冬から春には肉および肉加工品(赤い食べ物)が食べられる。生活様式は、年に数回の移動を前提とした「簡便さ」が優先される。
わが国とは対極に位置するといえるモンゴルの食文化を調査するために、2002年6月にウランバートルを訪れた。羊の解体と『ホルホック』料理、乳加工品のいくつかを写真入りで紹介する。


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<資料>
神戸女子短期大学学生の学業中と休暇中における食形態の比較

伊達 佐和子、山本 隆子

要旨

We carried out an investigation about meals among first grade students belonging to the department of food and nutritional science. The result of the investigation was the same as the National Nutrition Survey in 2000.
An insufficient tendency concerning iron and calcium was recognized.
The investigation compared the contents of a meal during study time and vacation time, taking their forms of living into consideration. There were no differences in the nutritional intake. The difference in content was the nutritive substance of the energy, the quality of fat and the carbohydrates.


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<資料>
給食管理実習5年間(1996~2000年)の検討(第2報)
-食材料費と食品の購入価格について-

才新 直子、西川 貴子

要旨

給食管理実習で実施した献立の1食当たりの食材料費と食材料購入価格について、過去5年間の状況を検討した。平均食材料費は329円でどの年度も実習の基準である350円以内であったが、食品構成基準量を満たす価格(食品構成価格)を上回っていた。食品群別にみると、1食当たりに占める割合は、魚介類が最も高く次に肉類、その他の野菜、緑黄色野菜の順で、4区分(主食費・主莱費・副菜費・調味料費)でみると、主菜・副菜費で72~87%を占めていた。食材料の購入価格で特に変動が大きいのは、魚介類と緑黄色野菜であった。1食当たりの食材料費に大きく影響する要因として、食品の使用量と、魚介類、緑黄色野菜の購入価格であることが確認できた。


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