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2007年10月27日

第2回「須磨離宮公園学」開催

10月27日・土曜日、図書館4階AVホールにおいて第2回目の「須磨離宮公園学」を開催しました。

今回のテーマは「フランス 薔薇の伝統 〜ヴェルサイユからバガテルまで〜」と題し、神戸女子大学文学部の赤井義弘准教授が講演しました。

「題名がヴェルサイユからバガテルまでと非常に幅広いものになっていますが、果たしてヴェルサイユ宮殿に薔薇園はあったのか。みなさんどう思われますか?」という質問が赤井准教授から出され、参加者は周りの方と顔を見合わせていましたが、「残念ながらないんです。」という回答に頷く方や驚く方もいるなど、和やかに講座は始まりました。

講座では、実際に赤井准教授がパリ留学中に郊外の著名なバラ園「バガテル」と「ライレローズ」で撮影した園内の秘蔵VTRが上映され、咲き誇る美しい薔薇の花たちを見ながら、ヨーロッパの薔薇の歴史と中国や日本の固有種が与えた影響にいたるまで、特徴や学術的な説明と関わりの深い人達にいたるまで盛りだくさんの内容でした。

日本とフランスの薔薇には、思いがけなく深い繋がりがある話が次々に披露され、高嶺の花の印象が強いヨーロッパの薔薇の花に身近な温もりを感じた講演となりました。

会場には赤井准教授持参の自宅庭で咲いた薔薇の花達が彩りを添えてくれました。

講座のあとは前回同様希望者参加で離宮公園で散策を楽しみながら、ヨーロッパの薔薇たちに革命を起こしたとされる、中国と日本の原種薔薇や王侯貴族の薔薇園を赤井准教授と高畑園長の解説を聞きながら丹念に鑑賞しました。

次回の開催は12月1日・土曜日です。

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