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2007年11月24日

[詳細]第2回かなめ音楽祭

「かなめ音楽会」開催報告!!

「こんにちは!」

受付では、寮生が元気な挨拶と笑顔でお出迎え。

プログラムと手作りのお礼メッセージが入ったプレゼントをお渡しします。

今年は須磨区役所まちづくり支援課よりお菓子をご提供いただきました。これにもお名前と区の花「コスモス」・区の木「松」のイラストを入れたメーッセージカードを添えて寮監と寮生で袋つめをし、お越しいただいたみなさんにお渡ししました。

演目をめくるのは学童クラブの子ども達。ちょっと照れくさそうにしながら舞台に駆け上がり、プログラムに沿って演目をめくってくれました。

第1部 かなめ自治会メンバー&クラブ

寮生は行幸(みゆき)・天神(てんじん)各寮ごとに、この日のために時間をかけて準備してきた歌や踊りのパフォーマンスを披露。

クラブからは、今年もギター部・手話部・コーラス部・デンマーク体操部が日頃の練習の成果を発揮して、趣向を凝らしたステージを準備してくれました。

1番バッターはクラシックギター部による様々なトリオ演奏。

「8月のクリスマス」などポップな曲をはじめとしてアコースティックギターの優しい音色のハーモニーが、時には明るく時には物悲しい旋律となって会場の中に響きわたりました。

「クラシックギター部の名にふさわしく、クラシックの曲を」と、最後は『コッペリア』のワルツで飾られました。

2番手は、天神寮による合唱です。

曲は「レッツゴー いいことあるさ」舞台には寮生が全員集合し、元気な歌声で始まりました。

歌に合わせて体をスイングし、右へ左へ踊りは展開。

次第にハーモニーの輪が広がり、会場も大きな手拍子で応え舞台と会場が一つに解け合います。

「Hey! Hey! Hey! Let's Go!」寮生の明るく弾けるような声が大広間にこだましました。

続いては手話部の手話コーラス。

ドラえもんのオープニング曲にのり軽快に手話を行いながらの登場です。

舞台の前にいる子ども達から、「知ってる!知ってる!」と思わず声があがり、一緒に口ずむ姿が見られました。

「Hugしちゃお」では、みんなを愛したい気持ちをアップテンポの曲と楽しい手話でみんなに伝えてくれます。

対照的に中越地震の支援曲「私にできること」は、優しいバラード調の曲と手話が心に染み入るようで会場も静かに聞き入っていました。

「赤鼻のトナカイ」のあとはお楽しみの、会場の全員が参加しての手話コーラス。

子どもからご高齢者の方にもなじみ深い「ゆうやけこやけ」を手話部「翼」のメンバーの指導で行います。

動作の意味も分かりやすく解説しながらみんなで練習。

最後は大きな声で歌いながらの手話大合唱を楽しみました。

次は行幸寮生によるバラエティショーです。

先ずは、「ソーラン節」。メンバーは衣装を黒で統一し音楽に合わせて、大きなアクションと元気な掛け声でパフォーマンス。子ども達も一緒になって踊ります。

最後は思わずみんなが寮生のお姉さんと一緒に決めポーズ!

次は行幸寮生によるバラエティショーです。

先ずは、「ソーラン節」。メンバーは衣装を黒で統一し音楽に合わせて、大きなアクションと元気な掛け声でパフォーマンス。子ども達も一緒になって踊ります。

最後は思わずみんなが寮生のお姉さんと一緒に決めポーズ!

続いての登場はグレーの衣装、鼻は黒く塗り髪型はおだんご2つでねずみに変装した寮生による「アララの呪文」。
子ども達も一緒に歌い、会場には手拍子が響きました。

最後は全員で「ベストフレンド」を合唱。
友人にそして見守って下さる地域のみなさんに感謝です。
♪あなたの笑顔に何度助けられただろう。ありがとう。ありがとう。
ベストフレンド♪

さて、ここでリラクゼーションタイム!

デンマーク体操部のメンバーによるリラックス体操です。

メンバーが前に出て説明しながらデモンストレーション。

全員が立ち上がり、座ったままだった身体をほぐします。

ゆっくりと身体を曲げたり伸ばしたり、無理のない動きで行うことができ、身体の中に新鮮な酸素が運ばれていくのが感じられました。

ご高齢の方もたくさんご参加いただいていましたが、みなさん自分にできる形で一緒になって身体を動かしておられました。

最後を飾るコーラス部は、「千の風になって」の美しい歌声ではじまりました。

ここで子ども達にコーラス部からサプライズ!

歌が始まり、黙って歌声に聞き入っていた子ども達。

次第に「あれ?きいたことある」と口ずさみ始めました。
メンバーが元気よく満面の笑顔で歌ったのは・・。

西須磨小学校校歌。

子ども達から歓声があがり、会場は笑いの渦となりました。

最後は「ライド ザット チャリオット」。明るいテンポで元気が湧く曲で締めくくられ、一部は終了しました。

第2部 スペシャルライブ

参加者全員が心待ちにしていたのは、昨年に引き続きスペシャルゲストで参加のノコギリ演奏第一人者サキタハヂメさん。 新谷キヨシさんとのアコースティックデュオ「はじめにきよし」で登場です。

サキタさんはアコースティックギターとノコギリ演奏、新谷さんはピアニカとピアノでの演奏です。

子ども達にとっては身近な楽器のピアニカですが、子ども達の視線は思わずその手元に釘付け!

「スプリング スプリング」「ポットでお茶を」「爪と太陽」などオリジナル曲が次々に演奏されます。

まるで魔法がかかったようなピアニカの響きと演奏はオカリナの響きのようで、サキタさんのギターとのハーモニーは草原を渡る風を感じさせてくれるようでした

そしてお待ちかね!

静かで深みがあるノコギリ演奏で「星に願いを」。

「皆さんに星が見えるように演奏したいと思います。」とサキタさんがいうと、「ほんまに見えたらすごいよなぁ」と舞台の側の子ども達。

「心のきれいな人は見える」とのサキタさんの突っ込みに「絶対見える!」と口々に叫ぶ子ども達に会場は笑いの渦。

そんな元気な子ども達も演奏が進むに連れ、耳を澄まして音楽に聞き入っていました。

その響きは非常に繊細で美しく優美です。

シンセサイザーのようなフワフワとした透明感のある音は、海の波間に響く鯨の声の響きにも似ています。

私たちが知るどの楽器でも表現できない独特の響きは、宇宙空間を思わせるような不思議なヒーリング力に満ちあふれ、それぞれが心の中に自分だけの星空を描いているように、会場は水をうったような静けさの中奏でられる音色に引き込まれていました。

サキタさんの自然体で温もりある人柄は、オリジナル曲の命名にも表れています。

関西TVの番組のテーマソングも担当しておられ、題名をきいた会場からは笑いがあがりました。

その名も「七転八倒」。コミカルで明るい楽しい曲でした。

身近なネコを題材にしたネコ三部作は「いたずらをするネコ」「逃げるネコ」「日向のネコ」。

目を閉じて聞いているとネコの様子が浮かんできて、思わず微笑みがこぼれます。

子ども達が思わず、おもいおもいに曲に合わせて音を出したり、身体を動かし始めると、サキタさんが間髪いれずにさりげなくつぶやくようなアドリブで突っ込みを入れます。

そのこどもたちとのやりとりに会場はわっと笑い声に包まれるなど、まさに音楽とは「音を楽しむ」ことなのだと実感しました。

秋の曲のメドレーでは、ギター・ノコギリ・オカリナなどを駆使した、「どんぐりころころ」「もみじ」「虫の声」「旅愁」など。高齢者の方にとってはたいへん懐かしい曲ばかりで、楽しそうに懐かしそうに口ずさむ姿が見られました。

最後の演奏は、NHK教育TVで来年1月から放送される番組のテーマソング「今夜はカレー」。名前を聞いてまたもや笑いがおこりましたが、とてもほんわかと心が温かくなる曲でした。

昨年以上に楽しくパワフルで聞くものを惹きつけるハートフルなステージはユーモアありちょっぴりセンチメンタルな曲ありで、思わずその音色の世界に引き込まれてしまう魅力に満ちあふれ、お二人の人柄そのままに舞台と客席が一つになった最高の音楽会となりました。

行幸寮は建替えが決まっており、現在の大広間での音楽会は今年が最後となりますが、この音楽会がこれからも地域交流の「かなめ」として続いていきますように。

はじめにきよしさんから、参加者のみなさんへ・・

僕たちの演奏は、音楽のみで歌詞がありません。

ことばには意味があり、なんとなく作った側のイメージというものが聞き手にも伝わっていきますが、伝えたいことをことばで表現してしまうと、老若男女それぞれで理解や感じ方が違ってしまいます。

僕たちは自分たちの曲を、大人から子どもまで同じ場所で同じ時に聞いてもらい、それぞれ自分らしく楽しみながら一緒にいる時間や喜びを共有できたらいいなと思っています。

だから「かなめ音楽会」はとてもすてきな音楽会だと思いますし、今日は本当に演奏を楽しませてもらいました。

これからも頑張って続けて、ぜひまた参加させてくださいね。


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