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2007年1月18日


1年生基礎演習Ⅰ 知名ゼミ 史跡見学研修 ―「太平記」の旅―

鎌倉幕府の滅亡から南北朝の動乱の時期における武将たちの宗教意識を学ぶため、後期から「太平記」を中心に輪読を開始したが、この度、足利高氏が後醍醐天皇に味方し、鎌倉幕府打倒の旗揚げを決意したという亀岡篠村八幡宮への現地見学研修を12月16日・土曜日に実施しました。

当日はあいにくの小雨模様で、その上、寒さも加わって、山陰線馬堀駅から篠村八幡宮を経て亀岡文化資料館までの踏破は、いくら若くて元気な私達とはいえ、いささか疲れを感じましたが、特に篠村八幡宮から亀岡文化資料館までの旧街道筋は、そこかしこに江戸時代の名残りらしき雰囲気が感じられ、見るものの景色も全て新鮮で、疲れも忘れて全コースを無事に踏破することが出来ました。

篠村八幡宮では、鳥居の下で「太平記」と「梅松論」をあらためて読み直し、足利高氏の決意の程を追想して、境内を見学しました。遠方からもはっきりとわかるくらいの樹木に囲まれていましたので、境内は表現しがたい神秘的な雰囲気があり、鎌倉幕府打倒を決意した武将たちの勇ましく荒々しい情景を思い浮かべるには、とても似つかわしくないほど厳かで閑寂なムードが漂っていました。境内には、弟の直儀をはじめとする武将たちが奉納したと伝わる弓塚、御旗を立てたという柳などがよく整備されて保存されていました。

その後、高氏が神社に奉納したといわれる「願文」を拝観するため、亀岡文化資料館に向かいました。この「願文」については偽文書説と真筆説があり、その関係論文も読んでいたので、資料館に展示されている「願文」(複写)の見学は楽しみにしていました。運よく、館長の黒川 孝宏氏から直々にご説明を聞くことができて、多くの研究者たちがこの「願文」を研究するために来館していることなど、興味深いお話をうかがえて、とても充実した研修になりました。

篠村八幡宮鳥居前での記念写真

篠村八幡宮鳥居前でまずは記念の写真。私がシャッターを押しましたので、肝心の私が写っていないのが悲しい。


 

弓塚

高氏に従う武将たちが勝利を祈願して奉納した弓が積みあがったという弓塚。「太平記」には「我も我もと上矢一づつ献りける間、其箭社壇に充満て、塚の如くに積上たり」とある。


 

御旗を立てたという柳

御旗を立てたという柳。「梅松論」には「篠村の八幡宮の御宝前にをいて既に御旗を立られたりき。柳の大木の梢に御旗を立られたりき」とある。説明版によれば現在の柳は平成4年の挿し木という。


 

篠村八幡宮でお参り

せっかくお参りしたのだから、私もお願い事をしておこう。
「単位がもらえますように・・・彼氏ができますように・・・」
「後半のお祈りは無理」


 

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