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2007年11月20日


日本宗教史(知名)ゼミ3年生古文書研修

日本宗教史(知名)ゼミでは、様々な史料や論文を輪読して研究方法を学んでいますが、今回は今枝愛真「丹波篠村における足利尊氏の挙兵とその願文」(『史学雑誌』第70編第1号 1961年)と上島有「篠村の高氏願文偽作説に対する疑問」(『日本歴史』第433号 1984年)の両先生の論文を輪読して、古文書学の分野における研究について学ぶことにしました。

倒幕を決意した足利高氏が、その成就を祈願して篠村八幡宮に奉納した願文は、その真偽をめぐって論争が繰り広げられましたが、紙質やその状況、さらには花押の墨の色合いなど、詳細な部分にわたって検討され、研究方法を学ぶうえでも有意義な論文であります。

その願文の原本が亀岡市立文化資料館に依託所蔵されていると知り、一同、当所へ出かけて、資料館の館長黒川先生のお話をうかがうことになりました。去る11月20日・火曜日大学祭の代休を利用して亀岡に出かけました。黒川先生から論争の経過、願文の詳細について熱心なお話をうかがうことが出来て、大変勉強になりました。一同、古文書学の奥深さと緻密な検証に感銘をうけました。

帰りには、嵯峨野に立ち寄り、前回輪読した『実隆公記』の筆者三条実隆の墓に詣でるため、二尊院にお参りし、また、法然上人の教化の地である化野念仏寺にも詣でました。二尊院では法然門下の「七箇条起請文」を拝見し、須磨ゆかりの蓮生や、親鸞聖人の署名も見て、これまた感慨をあらたにしました。その時の写真を見てください。


 

「願文」真偽論争について熱弁する黒川先生の前で、神妙に聞き入る私達

「願文」真偽論争について熱弁する黒川先生の前で、神妙に聞き入る私達。大学での講義とは異なり、緊張して直立不動のままでした。黒川先生は「どうぞ座ってください」とは仰いませんでした。


 

「願文」の裏花押についての説明

「願文」の裏花押についても説明してくださいました。墨の微妙な濃淡については中々難しかったのですが、紙の折筋などはよく解りました。食い入るように観察する私達の姿は美しい・・・・!


 

二尊院境内での記念撮影

帰りに立ち寄った二尊院境内の紅葉は、私達に劣らずとても美しく染まっていました。感激のあまり、全員揃って記念写真です。知名教授が写ってません。


 

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