ブックタイトル神戸女子大学家政学部紀要 第50巻

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神戸女子大学家政学部紀要 第50巻

- 33 -神戸女子大学家政学部紀要,50,33-39,2017栄養学を学ぶ女子大学生の居住形態と食習慣との関連佐藤 勝昌1、佐藤 誓子21 神戸女子大学家政学部2 神戸女子大学健康福祉学部Relationship between Living Styles and Eating Habits of FemaleUniversity Students Studying Nutritional ScienceKatsumasa SATO1, Chikako SATO21Faculty of Home Economics, Kobe Women’s University2Faculty of Health and Welfare, Kobe Women’s University要 旨目的: 栄養学を学ぶ女子大学生の居住形態(独居,同居)と食習慣との関連性について検討することを目的とした。方法: 女子大学生を調査対象者(305名)として質問紙調査を行った。有効回答は235名(有効回答率,77.0%)であった。食習慣は食事(朝食,昼食,夕食,間食)の摂取頻度及び食事の栄養バランス等について尋ねた。結果: 朝食の欠食習慣と居住形態との関連は有意であり,欠食習慣のある者は独居者に多かった。間食の摂取習慣のある者は同居者に多かった。朝食,昼食,夕食の栄養バランスの良好な食事を摂っていた者は同居者に多かった。朝食あるいは昼食の栄養バランスと独居者の欠食習慣との間の関連並びに朝食あるいは夕食の栄養バランスと同居者の欠食習慣との間の関連はいずれも有意であり,栄養バランスの不良な食事を摂っていた者は欠食習慣ありの者に多かった。結論:栄養学を学ぶ女子大学生の居住形態と食習慣との間には関連がある。Ⅰ.緒 言平成2 6年国民健康・栄養調査1)では,全年代の中で2 0歳代の朝食欠食率は最も高く,男性で37.0%,女性で23.5%であったと報告されている。これらの女性のうち,10.7%は何も食べず,1.1%は錠剤などによる栄養素の補給や栄養ドリンクのみを,11.8%は菓子・果物・乳製品・嗜好飲料などの食品のみを食べていたという。また,近年の欠食率には大きな変動はなく,20歳代女性の朝食欠食率は常に20%を上回っている状況にある。本調査と同時期に実施された平成22年国民健康・栄養調査2)によれば,20歳代の女性のエネルギー摂取量は1日あたり平均1612kcalであるのに対して,60歳代の女性では1732kcalを摂り,70歳以上の女性でも1585kcalを摂取していたと報告されている。また,本調査と同時期の日本人の食事摂取基準2010年版3)では,18~29歳の女性の1日あたりの推定エネルギー必要量は身体活動レベルⅠで