ブックタイトル神戸女子大学家政学部紀要 第50巻

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神戸女子大学家政学部紀要 第50巻

- 45 -神戸女子大学家政学部紀要,50,45-51,2017食物アレルギー児のための鶏卵,牛乳・乳製品,小麦を使用しない保育所の間食献立山岡 鮎奈1、伊藤 彩花1、狩野百合子1、佐藤 勝昌1、佐藤 誓子21 神戸女子大学 家政学部2 神戸女子大学 健康福祉学部Snacks without Eggs, Milk and Other Dairy Products, and Wheat forChildren with Food Allergies in Day-Care CentersAyuna YAMAOKA1, Ayaka ITO1, Yuriko OI-KANO1,Katsumasa SATO1, Chikako SATO21 Faculty of Home Economics, Kobe Women’s University2 Faculty of Health and Welfare, Kobe Women’s University要 旨目的: 保育所給食(昼食と間食)のうち,給与栄養目標量を満たした鶏卵,牛乳・乳製品,小麦の3食物を使用しない間食献立を作成することを目的とした。方法: 保育所の3-5歳児を対象とした24日分の間食献立を作成し,試作した後に最終献立を作成した。結果: 作成した間食献立の24日分の平均給与栄養量は,ビタミンA及びビタミンB1については間食の給与栄養目標量を若干満たすことができなかった。しかし,エネルギー量及び他の栄養素量にあっては満たしていた。耐容上限量が設定されている栄養素は,設定値を超えていなかった。結論: 食物アレルギー児のための給与栄養目標量及び耐容上限量を満たした鶏卵,牛乳・乳製品,及び小麦を使用しない保育所給食の間食献立の作成は,概ね可能である。Ⅰ. 緒 言我が国の,特に乳幼児における食物アレルギーの主要な原因食物は,鶏卵,牛乳・乳製品,小麦である1-4)。保育所におけるアレルギー対応ガイドライン5)では,保育所での食物アレルギー対応に関する現状及び問題点は,保育所ごとに食物アレルギーへの対応が異なっており,現場では著しい混乱があること,保育所での幼児食の食物除去の対応が細分化されていて煩雑であり,誤食の誘因となっていること,保育所に在籍する子どもが自己管理できないことにより,誤食事故が発生しうること,などを挙げている。そして,主要なアレルギー原因食物である鶏卵,牛乳,小麦は安価で重要な栄養源であるため,給食で利用しやすく,献立に組み込まれる傾向があることから,主菜として献立を立てるときは,除去を必要とする子どもがいる場合,代替献立を意識するようにと提言している5)。我々3)は,保育所の給食(昼食と間食)から食物アレルギー原因食物である牛乳・乳製品が除去された場合には,鶏卵や小麦などの除去時と異なって,給