ブックタイトル神戸女子大学家政学部紀要 第50巻

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神戸女子大学家政学部紀要 第50巻

- 60 -【結 果】HS群と比較しHS+AE群では血清TG、T-Cholレベルが有意に低下した。また、HS+AE群では、糞便中総脂質量は有意に増加した。In vitroの実験でAEには、膵リパーゼ活性阻害やコレステロール吸着作用があることが明らかとなった。さらに、リパーゼ活性阻害の本態はAE由来水溶性食物繊維(SDF)であり、コレステロール吸着作用はAE由来不溶性食物繊維(IDF)によることが示唆された。盲腸内容物中のbifidobacteriaの総菌数に占める割合は、HS群と比べてHS+AE群で有意に増加した。さらにAE添加培地中でBifidobacterium bifidum JCM 1254は有意な増殖促進効果を示した。【考察及び結論】AEは、糞便中への総脂質排泄を促すことにより血清中脂質(TG及びChol)の上昇を抑制することが明らかとなった。さらに、腸管内ではAE由来のSDFがリパーゼの活性を阻害し、AE由来のIDFがコレステロール吸着作用を持つことが示唆された。また、AEは盲腸内容物中でbifidobacteriaの増殖を促進することが明らかとなった。以上の結果から、実エンドウの莢のオートクレーブ抽出物(AE)は新規な健康補助食品として活用できる可能性がある。