HOME学部学科・大学院・専攻科史学科史学科のNews2013年度 > News詳細

学部学科・大学院・専攻科

史学科のNews詳細

2013年9月20日
史学科 知名


夏季研修旅行を実施

第33回の研修旅行を2013年9月18日・水曜日から20日・金曜日までの2泊3日で実施しました。2013年の行き先は学生の希望が最も多かった出雲方面で、16年ぶり3回目ということになります。

参加者は教員7名、院生3名、学生130名、総計140名という大所帯で、バスも4台をチャーターしなければならず、これまでの研修旅行の中で最大規模の旅行になりました。

出発前の台風18号による影響が心配されましたが、幸いにも三日間、素晴らしい天気に恵まれ、昼食場所の蒜山高原サービスエリヤでは、聳え立つ大山の美しい全貌を眺めることが出来、また米子自動車道を降り切る直前には、日本海の遙か彼方に浮かぶ隠岐島がかすかに確認出来るほど、空気が澄み切った3日間の天候でした。

今回の見学地は、出雲の歴史的特徴である日本神話に関連する史跡と考古遺跡が中心で、初日は出雲風土記の丘の山代二子塚古墳(日本最大の前方後方墳)を皮切りに(写真①)、素戔嗚尊が櫛稲田姫を籠もらせた八重垣神社を訪れ、有名な縁結び占いの鏡池で学生達が占いに興じて歓声をあげるやら、悲鳴をあげるやら、大変な盛り上がりようでした(写真②)。初日の宿は、玉造温泉のこれまた「えんむすび」を冠したホテル名で、今回は2日間とも同じ宿に泊まるという、従来の研修旅行ではやはりありえなかった宿泊になりました。その最大の利便性は大きな荷物を宿に保管してもらい、身軽な状態で2日目の見学が出来るということでした。

2日目は玉作遺跡の見学に始まり、前回の研修旅行の時には建築されていなかった古代出雲歴史博物館、学生の希望が最も多かった出雲大社参詣(写真③)、数ある古墳の中で、出雲地域の特徴を示す四隅突出古墳が所在する西谷古墳群を見学し(写真④)、そして午後には、16年前に夥しい数の銅剣がそれも整然と並べられた状態で発見された荒神谷遺跡と、同じように銅鐸が発見された加茂岩倉遺跡を(写真⑤)、4台のバスを2台ずつ2班に分けて訪れました。2班に分かれて交互に遺跡を見学する方法も今回初めて実施しました。

3日目は、午前中に松江城とその周辺を散策し(写真⑥)、昼食場所である境港では、せっかくでしたので水木しげるロードも散策して、午後には最後の見学地である上淀廃寺を訪ねました。白鳳時代の寺院壁画の破片が出土した遺跡で、その出土物を展示している白鳳の丘展示館では、法隆寺以外では確認されていない白鳳時代の仏画が描かれた壁画断片を見学し、高度な仏教文化がこの地に定着していたことが確認出来ました。

こうして3日間の研修旅行を無事に終えることが出来ました。神戸・出雲間は高速バスで片道3時間半を費やさなければならないほどの遠距離で、そのため全体的に見学地を少なめにスケジュールを設定する必要がありました。ために、出雲の特徴でもある砂鉄を製錬する鍛冶関連史跡を見学できなかったのは心残りでしたが、歴史学を専攻する学生にとって、歴史の現場に立つことの大切さ、その理解が改めて深く認識された研修旅行であったと思われます。来年も多くの学生が研修旅行に参加することを期待しております。

①山代二子塚古墳に登る。結構キツイ!

②学生達の占いの様子を眺める松下教授


③早く彼氏が見つかりますように

④四隅突出古墳の頂上で学芸員の説明を聞く


⑤加茂岩倉遺跡では銅鐸出土の様子をボランティアガイドが熱心に説明

⑥松江城天守閣前で熱弁する今井教授。右端は寺沢教授


⑦古墳の中も見学しました

⑧三日間とも好転に恵まれ、大山も雄大な姿で


▲2013年度トップへ ▲ このページのトップへ