

2025.10.28 教職支援センター
2025年度保育士・幼稚園教諭の就職活動から内定までを振り返ってもらうインタビューを行いました。今後、シリーズで紹介していきます。
第1回目は、2026年4月から私立の保育園で働き始める学生のSさんにインタビューをしました。
Q、就活を振り返っての感想を聞かせてください。
内定をいただき、とにかくほっとしました。私はとても心配症なところがあり、内定まで眠れない日々が続き、気持ちがしんどいことが多かったです。本当に安心し、解放された感じがしました。内定通知書が届いた時は、一人でそれを見て泣き、母に電話で報告してまた泣きました。地元での就職を考えてなかったので、一人暮らしをしている所で探しましたが、どのような園があるのか全くわからないところから就職活動をしないといけないことが一番しんどかったことです。
Q、就活を経験したことで、自分が一番成長したと思うことはどんなことですか。
今までの私は、疑問に思っても、聞きたいことがあっても、親しい人以外には聞けず、モヤモヤを抱えたままにしておくことが多かったです。けれども、就職活動では、自分の社会人としてのスタートを決めるため、納得しないまま終えるのではなく、自分が気になったことは、見学をした園の先生に積極的に質問をしました。内定をいただいた園の見学は、2回行きました。1回目の見学は、土曜日だったので、園児が少なくあまり保育の様子を見ることができませんでした。そのためもう1度見学に行き、実際に2時間、保育に入らせていただき、先生にも「子どもと関わる時に大切にしていること」などを聞きました。
Q、どうして保育士/幼稚園教諭になろうと思ったのですか。
小学生の頃から保育者になりたいと思い続けていました。子どもの時から自分より小さい子と関わることが多く、小さい子が可愛いと思っていました。また、子どもたちの笑顔に救われることも多く、その子どもたちの笑顔をそばで守りたいという思いが強くありました。
Q、あなたが考える保育士/幼稚園教諭のやりがいは何ですか。
保育にはたくさんのやりがいがあると思いますが、私が最も魅力に感じるのは子どもたちの成長を一番近くで見守り、子どもの変化を日々、実感できるところです。昨日までできなかったことが、今日、できるようになった瞬間に立ち会える喜びは、とても大きいです。また、子どもたちと信頼関係を築いていく過程も、やりがいのひとつです。初めは不安そうだった子どもが、少しずつ心を開き、笑顔を見せてくれるようになると、自分の存在が、その子にとって安心できるものになったと実感でき、大きな達成感を得ることができます。
Q、後輩へ一言
就職活動では、周囲を見て焦ってしまうこともあるかもしれませんが、とにかく自分のペースで、自分にとって働くうえで何が大切なのかをよく考えて就職先を見つけてほしいです。辛い時やしんどい時もあると思いますが、そのような時は一人で抱え込まず、先生方や親に相談し、友人と励まし合いながら最後まで頑張ってください。幼児教育学科のみんななら大丈夫、応援しています。
Q、未来に向かって
私は、子ども一人一人の気持ちを大切にしながら、しっかり向き合っていくことできる保育者になりたいです。また、子どもたちと一緒に全力で遊びを楽しみ明るく元気な保育をしたいです。そして、地域の方々と連携して園外保育を行い、自然に触れ、制作を通して色々な生き物や植物、素材に触れることができるようにしていきたいです。


