神戸女子大学

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2025年度合格 私立こども園 私の合格Story④

2025.11.21 教職支援センター

2025年度保育士・幼稚園教諭の就職活動から内定までを振り返ってもらうインタビューを行いました。今後、シリーズで紹介していきます。

第4回目は、2026年4月から私立のこども園で働き始める学生のTさんにインタビューをしました。

Q、就活を振り返っての感想を聞かせてください。

教職支援センターに初めに相談に行ったのは1年生の前期でしたが、その頃は時間があると思っていたので危機感がなく、就職活動を本格的に始めたのは、1回目の実習が終わってからでした。そろそろ本格的に就職活動をしないといけないと思い、早めに決めたかったこともあって、実習園にアルバイトに行き、そこからスイッチが入って、約半年間、たくさんの園でアルバイトをし、就職フェアに参加しました。そうすることで、一番納得できる園になんとか内定をいただき、ほっとしています。

Q、就活を経験したことで、自分が一番成長したと思うことはどんなことですか。

もともと、自分から動けるタイプではないのですが、フェアや見学に進んで参加し、6園ほどアルバイトに行きました。就職活動を始めると、「もっと良い園はないか」と行動が止まらなくなりました。見学では分からないところもあるので、アルバイトに行き、少しでも気になった園には電話をしてアルバイトができないか聞いていました。そして、やはり初めに実習に行った園に決め、8月上旬に面接試験を受けました。7月末に前期の試験や次の実習の準備、面接の不安もあって毎日寝る前に泣く日々が続きました。アルバイトにも行っていたので、本当にハードな期間で、気持ちがとても不安定になったこともありました。けれども、そのような経験の中で「行動力」がつき、成長できたと思います。そして、一緒に励まし合えた友人がいたからこそ諦めずに続けられました。

Q、どうして保育士/幼稚園教諭になろうと思ったのですか。

3歳下の弟や年下のいとこが多く、子どもの時から小さい子が可愛くてお世話をするのが楽しくて好きでした。二分の一成人式の時には学校で「保育者になりたい」と書いていました。人のためになる仕事がしたかったので、介護職と迷ったこともありました。けれども、神女で2年間子どもに関する勉強をし、実習を乗り越えたので、保育者になりたいと強く思うようになりました。

Q、あなたが考える保育士/幼稚園教諭のやりがいは何ですか。

私が思う保育者のやりがいは、子どもと信頼関係を築いていく中で、少しずつ心を開いてくれている瞬間に出会えることだと思います。最初は、警戒していても、だんだんと笑顔を見せてくれるようになり、「先生見て」などと自分から声をかけてくれる時にとてもやりがいを感じます。施設実習でも、初めは話してくれない小学生の女の子がいました。それでも、一緒にご飯を食べ、お風呂に入り、話しかけ続けました。そうすると、その子から「宿題を一緒にやろう」と私が座る椅子も持って来てくれました。勉強を教えるのは難しかったのですが、問題が正解していると二人でハイタッチして仲良くなることができ嬉しかったです。

Q、後輩へ一言

ひとつ言えるのは、「早め、早めの行動が大切」ということです。まだ先のことで、分からないかもしれないけれど、フェアなどに友人と参加してみたり、空いている時間で見学に行ってみたりするのもとても良いことだと思うので、とりあえず行動してみてください。授業も、アルバイトも就職活動も遊びも大変だと思いますが、今しかできないことを楽しんでください。友人に頼るなど、誰かと一緒に頑張って。

Q、未来に向かって

私は、子どもの気持ちを受け止め、その子が「やってみたい」と思う気持ちを尊重できる保育者になりたいです。子どもが安心して挑戦できる温かい雰囲気を作り、一人一人の個性を大切にした保育を行いたいです。また、相談ができなかったり、一人で頑張っている保護者の方のサポートにも関わっていったりするのが目標です。

  • Fさんへのインタビュー1
  • Fさんへのインタビュー2
  • Fさんへのインタビュー3

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