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2014年2月22日
神戸女子短期大学食物栄養学科 今本

4大学連携事業「いつまでも自分の力で食べるには」を開催

4大学連携事業「いつまでも自分の力で食べるには」の様子

2014年2月22日・土曜日13時から神戸女子大学・神戸女子短期大学にてポーアイ4大学連携の介護支援事業を開催しました。2月の寒い時期ではありましたが多くの方にご参加いただきました。

神戸女子大学・神戸女子短期大学では、市民を対象にした「介護・介護予防教室」を開催して7年目になります。食物栄養学科と健康福祉学部の教員がコラボレーションして、「介護食最前線〜家庭で作れる介護食〜」「食の力を保つ・安全な食事の方法」と題して、“できるだけ長く自分の力で、おいしく食べるためにはどうすればよいか”、また“介護が必要になったら、何をどのように工夫して食べればいいかについて講演と演習を行いました。演習では、神戸女子短期大学のV-net()の学生4名が介護食を提供しました。


4大学連携事業「いつまでも自分の力で食べるには」の様子講師:神戸女子短期大学食物栄養学科 管理栄養士 今本 美幸准教授

1.「食べる」ことは、誰にとっても生命・健康の維持や楽しみとして重要ですが、老化とともに、その機能が確実に低下していきます。食事の講演では、高齢者の健康を維持増進するための食生活から、介護食・嚥下困難食が必要となったときの家庭での食事の作り方まで、今からできる食事の工夫を幅広く紹介しました。


4大学連携事業「いつまでも自分の力で食べるには」の様子講師:神戸女子大学健康福祉学部社会福祉学科 横山 正子教授

2.講演と演習
老化ではなぜ嚥下困難が起こるのか、誤嚥しないように安全に介助する方法は、など具体的な話に加えて、嚥下体操や食事介助方法の実習を行いました。

また介護される側の心理面のフォロー方法を学ぶため、介護用エプロンをつけて参加者同士が市販の嚥下困難食を介助し合う体験もしました。介護の必要な方に食事介助をする時の気遣いや、反対に介助を受ける側にとっての尊厳や緊張感などもお互いに学びあいました。


4大学連携事業「いつまでも自分の力で食べるには」の様子

演習に使用した食事は、神戸女子短期大学V-netクラブの学生ボランティアが市販の介護食・嚥下困難食を温めてサーブしました。

高齢者の栄養の基本から介助の実技まで学んだ2時間の講演会でしたが、和やかな雰囲気で楽しく勉強しました。参加者からは「一緒にいる高齢の母の食事を考えさせられた」「身近に介護をしなければいけない状態の者がいるので参考になった」「食事の内容・誤嚥予防が大変勉強になりました。」「かまなくて舌で押しつぶせる介護食の進歩に感心しました」「本来の食事がいつまでもできるようにしたい」など多くの声が寄せられました。


)V-netとは、阪神・淡路大震災をきっかけに発足した栄養士・管理栄養士養成施設で構成されたネットワーク。神戸女子短期大学では「V-net」という学内のクラブとしても活動しています。

関連リンク

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