神戸女子大学

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社会福祉学科1年生がデートDVについて学ぶ

2020.11.26 社会福祉学科

2020年11月26日・木曜日に、社会福祉学科の1年生が「NPO法人 女性と子ども支援センター ウィメンズネット・こうべ」による「デートDV防止講座」に参加しました

講座の導入として、DV関係にあるカップルの寸劇を見ました。演じたのは前もって指名を受けていた学生です。アルバイトより自分との時間を優先するように迫ったり、LINEの返信が遅いと怒りをぶつけたりするカップルが演じられました。 演じた学生から「自分のことしか考えていない」「分かってくれないことに空しくなった」等の感想が語られました。

この寸劇を踏まえて、講師の方がデートDVについて、定義や種類、現状、起こる要因、友人に相談されてときにできること等、分かりやすく解説をしてくれました。

最後に、学んだことのまとめとして、最初の寸劇を演じた学生たちが、同じカップル・同じ場面設定で今度は対等なカップルを演じてくれました。感想を聞くと、最初のDVカップルより対等なカップルのほうが共感できて演じやすかったようです。

この講義の中の一貫したテーマは、「自分を尊重し、同時に相手も尊重して対等な関係をつくる」ということでした。今日学んだことをしっかり心に刻んでこれからの学生生活で素敵な関係を築いてほしいです。

学生に身近な問題と感じられるよう寸劇やチェックリストなどを盛り込みながら講義をしてくださった講師の方に御礼申し上げます。

【学生の感想】

  • デートDVを受けた人が、男性も女性も思っていた以上に多くて驚きました。また、女性が加害者になることを改めて知りました。
  • デートDVは、暴力や暴言だけだと思っていたので、携帯の内容をチェックしたり、相手の行動や人付き合いを制限したりすることもDVだと知り、これまで以上にDVが身近なものに感じられました。
  • 今回の講座を受けて学生のうちにデートDVの存在や、相談機関を知っておくことはとても重要だと感じました。もし周りで苦しんでいる人がいたら、その人に起こっていること(DV関係にあること)を適切に伝え、相談に乗り、相談機関を紹介できるようにしたい。
  • DVが起こる要因として私たちのなかにジェンダーバイアスがあることが理解できたました。DVを防止するためには、社会の中にあるジェンダー意識を疑い、相手の意思を尊重するとともに、自分自身も尊重されていることを実感することが重要です。なんとなく受け入れてきたジェンダーについて改めて考える機会となりました。
  • 講座の様子1演じた学生による感想
  • 講座の様子2喧嘩とDVの違いは ?
  • 講座の様子3寸劇1「DV関係にあるカップル」
  • 講座の様子4寸劇2「対等な関係のカップル」

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