神戸女子大学

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「おいしく食べるための工夫を学ぶ」講座開催

2018.02.24 学園広報

「おいしく食べるための工夫を学ぶ」講座の様子講義「おいしく食べるための介護の工夫」
講師:木村 あい准教授 「おいしく食べるための工夫を学ぶ」講座の様子講義「美味しく食べる為の工夫を学ぶ」
講師:竹内 美貴助教 「おいしく食べるための工夫を学ぶ」講座の様子ソフト食の試食の様子

2018年2月24日・土曜日、神戸女子大学 健康福祉学部 社会福祉学科と神戸女子短期大学 食物栄養学科の共催による「おいしく食べるための工夫を学ぶ」講座をポートアイランドキャンパスで実施しました。

この講座は、加齢や病気などで「噛む」、「飲み込む」などの咀嚼・嚥下機能の衰えた人がいつまでもおいしく食事ができ、食事中に思わぬ事故にあわないようにするために日頃からの対応や介護方法を学びたいという市民の皆様を対象にした公開講座です。当日は20名の参加がありました。

最初に社会福祉学科の木村 あい准教授が加齢に伴う咀嚼・嚥下機能の低下・障害について解説し、食事の姿勢と食事介護の基本的な技術について講義しました。

続いて食物栄養学科の竹内 美貴助教は、誤嚥を防ぐために嚥下しやすい食材や調理方法について解説し、調理実習室に移動して普通食を食べやすくアレンジしたソフト食の実演を行いました。

参加者の中には、療養中のご家族の毎日の食事に真剣に悩んでいらっしゃる方も多く、講義やソフト食のつくり方のメモを取り、介護に関する質問を教員にして大変熱心に受講されました。

最後に学生が作ったソフト食に加え市販の介護食の試食の時間があり、受講者の皆様は普段の食事と見た目も味も変わらない食事があり、介護される人が安全で喜んで食事ができる方法や知識を得ることができ、満足された様子で講座を終了されました。

この講座はポーアイ4大学による連携事業「ポーアイ健康推進プロジェクト」の一環として実施しました。

試食のソフト食

学生の調理したもの:お粥ゼリー、味噌汁ゼリー、卵焼きゼリー

市販品(舌で潰せるかたさ):焼き芋のデザート、かぼちゃの含煮、肉じゃが、さくら大根漬、金時豆、焼き魚、ブロッコリー、トマト

  • 「おいしく食べるための工夫を学ぶ」講座の様子手前左から時計回りに、お粥ゼリー(黒い茶碗)、焼き芋のデザート、かぼちゃの含煮、卵焼きゼリー、味噌汁ゼリー、さくら大根漬(中)
  • 「おいしく食べるための工夫を学ぶ」講座の様子手前左から時計回りに、お粥ゼリー(白い茶碗)、焼き芋のデザート、肉じゃが、卵焼きゼリー、味噌汁ゼリー、金時豆(中)
  • 「おいしく食べるための工夫を学ぶ」講座の様子焼き魚(手前)、ブロッコリー(上左)、トマト(上右)

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