神戸女子大学

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介護福祉とICT

2023.11.02 社会福祉学科

社会福祉学科2年生介護福祉士養成課程の学生が、「介護福祉とICT」というテーマで、 株式会社ケアコネクトジャパンの藤原氏にICTを活用した介護記録の講義と演習を受けました。藤原氏は介護福祉士養成課程教員の経験が20年以上というベテランで介護福祉にICTの必要性をわかりやすく教えてくださいました。また、手書きの記録と「ケアカルテ」(ICT)を使用した記録とではどちらが早く記録できるか、実際に試してみるとすべての記録において「ケアカルテ」での記録のほうが早かったです。本学の介護福祉実習の記録においては10年以上前からICTを活用しています。
介護福祉の領域において、ICTを活用しながら業務を効率化し、利用者に向き合う時間が増えることを期待したいです。

学生の感想

  • 介護ICTと聞いて、今まではどちらかと言うと肯定的なイメージを持ってはいませんでしたが、今回の講義を受けて、介護現場の現状を実習で実際に目の当たりにした身として、介護の効率化のために、将来なくてはならないものになるのではないかという肯定的な印象になりました。
    確かに実習では職員さんは利用者さんのそばにはいるものの、日々の記録に忙しく「トイレに行きたい」という要望にも受け流してしまう場面が多く見受けられたため、このような技術を利用することによって、利用者さんと直接的なコミュニケーションを図る時間に今までの時間を充てられるので、今後多くの施設で介護ICTへの理解が深まり、介護現場が今よりも効率よく、人と直接向き合う時間が増えれば素敵だと思いました。
  • 私が実習に行った施設ではこのケアカルテを使って、記録を入力していたので、なじみがあったが、音声で記録を入力できることやアプリを通じて連絡ができることは知らなかったのですごく驚きました。
    アナログからデジタルへ移行することで負担が減り、利用者と向き合う時間が増えることは介護者と利用者双方に良い影響を与えていると感じました。
  • タブレットなどの媒体で全て記録し作業を効率化することは利用者と関わる時間を増やせるためとても良いことだと感じた。しかし、私自身は申し送りの時間が利用者のコミュニケーションを図る時間を阻害しており削る必要があるとは感じなかった。なぜなら、各自で記録を確認するより職員間で情報を共有した方がその場で気になったことを質問できたり情報の認識に差異が生まれないようにすることができたりすると考えたからだ。
    また、顔を合わせることによって職員間の人間関係を形成し、同僚の体調の変化にも気が付けると考えたからだ。 したがって、利用者の安全を確保するためにICTを活用することは介護者にとっても負担を軽減することができる。しかし、職員間で認識の違いが生まれないように顔を合わせることも重要である。
  • 講義の様子1
  • 講義の様子2
  • 講義の様子3
  • 講義の様子4

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