

2025.12.24 教職支援センター
2025年度の採用試験に合格した皆さんに、試験を振り返ってもらうインタビューを行いました。
第9回は、兵庫県の教員採用試験に合格した学生のHさんです。
Q、就活を振り返っての感想を聞かせてください。
教員採用試験を受けようとは思っていましたが、実際に自分がなれるかどうかよく分かっていませんでした。筆記の内容も中学、高校でやってきたはずなのに忘れていて、こんなふうでは教師になれないと思っていました。周りの友人や教職支援センターの先生と一問一問解いていくうちに、少しずつ解けるようになって自信が持てるようになりました。結果的には、良い経験になり、楽しかったと思えました。
Q、就活を途中であきらめずに続けられた理由は何ですか。
諦めずにやれたのは、負けず嫌いだったからです。せっかく大学に来て専門的なことを学ぶのであれば、学んだことを活かせる職に就きたいと考えていました。先輩ができるなら私もできるし、祖母たちが応援してくれているし、頑張ろうと思いました。
Q、教育実習について、何が一番うれしかったですか。
実習では、中学1年生を担当しました。3週間目の研究授業の時、とても緊張していて、教卓でうなだれていました。そうすると、生徒たちが周りに集まってくれて「先生、一緒に深呼吸をしよう」と言って応援してくれました。また、実習校では、給食がありました。私はお盆を持って、生徒がおかずなどを入れてくれることに「ありがとう」と言っていました。そうすると男子生徒が「ありがとうと言ってくれるのが嬉しい」と言いながら、渡す時に「ありがとうございます」と言ってくれました。それからはずっと、「ありがとう」と返してくれたことがとても嬉しかったです。
Q、あなたが考える先生のやりがいとは何だと思いますか。
生徒の成長を見守れるところが、教師のやりがいだと思います。もともとできてなかった状態を知ったうえで、成長していることが分かり、明らかに違ってきている過程に自分が関わっていることに喜びを感じます。教師は、生徒に新しい知識を与え、夢を応援し、一緒に成長できる職業です。
Q、後輩へ一言お願いします。
迷っているくらいなら、私は受けたほうがいいと思います。いろいろな選択肢がありますが、わざわざ受験することを自ら削る必要はないと思っています。私は、良い学校に教育実習に行かせていただいで、その経験から教員採用試験を頑張ろうと思えたので、今、頑張ろうと思っているなら、先生方や友人が支えてくれます。その気持ちのまま、是非頑張ってほしいです。教員採用試験を受けた人は、全国から見ると少ないです。その中の一人になれることだけでも価値があると思います。教員採用試験を頑張ったことは、人とは違う強みになります。
Q、最後に、未来に向かって一言お願いします。
授業で、生徒を寝かさない教師になりたいです。面白い授業なら、生徒も眠くなりません。実習で一言書くノートに「授業が面白かった」と書いてあったので、そのような授業ができる面白い先生になりたいです。今の生徒に国語を教えることは、難しいことだと私は思っています。文章化できない生徒も多く、身近なところから興味を広げられるようにしていきたいです。
Hさん、ありがとうございました。
これからも神戸女子大学教職支援センターは、学生の皆さんの「先生になりたい」を全力で支援していきます。


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