2025.09.19 社会福祉学科 植戸
2025年8月8日、8月22日、9月5日、9月19日の4回にわたって、神戸市社会福祉協議会・市民福祉大学のシリーズ研修「スーパーバイザー養成講座」で講師を務めさせて頂きました。
この養成講座はずいぶん前から毎年、担当させて頂いています。「スーパーバイザー」とは、「福祉現場において、部下や後輩を専門職として育てる役割の熟練した福祉援助職」のことを指しています。指導を受ける職員を「スーパーバイジー」と呼び、このような施設・事業所内での教育訓練は「スーパービジョン」として、近年とても重要視されるようになっています。
単なる「部下の管理監督」ではなく、専門性の高い援助職が、成長途上の援助職の専門性向上に向けて管理・教育・支援するという営みです。今年も高齢・児童・障害など多様な福祉現場から10数名のスーパーバイザーが参加し、4回にわたる講義・グループワークを通して、自らのスーパーバイザーとしてのスキルアップに熱心に取り組みました。
グループワークでは、参加者同士の熱心な意見交換や相互支援を通して、福祉援助職同士のネットワークづくりもできたようです。このような研修で講師を務める経験は、講師である私自身にとっても大きな学びとなっており、今年も大変充実した時間を過ごすことができました。
毎年、このような講座を担当させて下さっている神戸市社会福祉協議会の皆様、また業務多忙の中を受講して下さった参加者の皆様に感謝申し上げます。