


2025.11.17 社会福祉学科
2025年11月17日(月)、社会福祉学科2回生の「地域福祉と包括的支援体制Ⅱ」では、大阪市社会福祉協議会 福祉部 地域福祉推進担当係長の多田 遥香さん、大阪市ボランティア・市民活動センター 副所長の木下 掌悟さんを特別講師としてお招きし、教科書だけでは学ぶことができない地域福祉の実際と魅力について講義をしていただきました。
社会福祉協議会とは、「地域(暮らしの場)」における「ふだんの くらしの しあわせづくり」のために、地域に暮らす住民、学校・企業・福祉施設、多職種・多機関の専門職が力を発揮し、誰もがつながり・参加できる「地域づくり」と困りごとを抱えた人や家族を支える「相談支援」を一体的に展開する民間団体です。
主な講義内容は、
①社会福祉協議会と包括的支援体制・地域福祉活動の推進、
②地域を基盤としたソーシャルワーク、
③社会福祉協議会と災害支援についてでした。
まず、多田さんから、大阪市社会福祉協議会が取り組むさまざまな事業とご自身がかかわった複合的な生活課題を抱える家族に対する支援事例について、ソーシャルワーカーの立場からお話しいただきました。
次いで、木下さんから、大阪市社会福祉協議会による災害支援について、2011年3月の東日本大震災から2024年1月の能登半島地震までのご自身の業務経験をふまえてお話しいただきました。
時間の制約もあり、受講した学生さんの感想を聞くことはできませんでしたが、皆さん熱心にメモを取りながら話を聞いておられる様子が印象的でした。
もう一つ嬉しいことは、在校生と卒業生がつながる機会を持てたことです。実は、多田さんは本学の卒業生(2015年度卒業)であり、昨年に引き続き、今年も特別講師として登壇していただきました。3回生の「ソーシャルワーク実習」でもお世話になりました。
今後も、このような神女の社会福祉学科の輪がつながっていくことを願っています。
講義風景
特別講師の多田さんと木下さん