

2025.09.14 日本語日本文学科
2025年9月23日(火)の毎日新聞で神戸女子大学日本語日本文学科 永渕 朋枝教授が中島敦の代表作「山月記」の魅力について紹介した記事が掲載されました。
永渕教授は、大阪府出身で、京都大学大学院で文学博士の学位を取得。明治時代以降の男性作家や女性作家、有名作家や無名作家、いろいろな人の作品が、時代の情況や思潮、新聞雑誌などのメディアによってどのようにつくられてきたかを研究しています。
中島作品の魅力については、「ストーリーに緊迫感、緊密感があるところ」を挙げています。多くの人にとって教科書で学んだ印象が強い「山月記」も、「人間が虎になるという変身物語。変身するなんてロマンがあってドキドキする」作品と紹介しています。
今回の記事では、他にも文字や言葉へのおそれがユーモラスに書かれると同時に、「歴史」に対する「文字」の関わりについて語られた「文字禍」や、中国の明代の小説「西遊記」を中島がアレンジした「悟浄歎異」を紹介しています。
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