2025.06.03 心理学科
心理学科3回生科目「経営学概論」では、企業経営の要となる「ヒト」に焦点をあて、変化の激しい時期における仕事の捉え方に関して講義を行っています。
変化に気づき、対応していくには、各個人が日常業務を主体的にとらえ、創意工夫を楽しむといった内発的動機付けが大切になります。
6月には、歯科医として歯を治すだけではなく、患者さんの気持ちに寄り添った治療を実践している、きずな歯科クリニックの水野貴文院長をお招きして、「モチベーションの保持」をテーマに特別講義を開催しました。
水野院長は、神戸で歯科の大型クリニックに勤務した後、アメリカの大学で心理学や脳科学を修め、その知見をもとに「まごころ×共感×信頼」を理念とする歯科クリニックを開設・運営しています。
きずな歯科クリニックでは、従業員ひとりひとりが自分にとっての「仕事の意味」を考える機会を日頃から持てるような仕掛けがあり、モチベーションの保持につながっています。
水野院長ご自身も、パリミラノのファッションショーに出席、トライアスロンに挑戦、マサイ族の生活支援など好奇心の輪を積極的に広げておられます。
講義を拝聴し、学生からは、「自分の大切にしたい価値観は何かをしっかり持っておきたいと思いました。」「私は最近モチベーションが低迷していて自分は何をしているのだろうと思っていたが自分がもう一度どのようにしたいのか考えてみようと思いました。」などの声が聞かれました。