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古典芸能研究センターは、行吉学園発祥の地である三宮キャンパス(神戸市中央区)にあります。
能楽資料の橘文庫、民俗芸能資料の喜多文庫をはじめ、古典芸能や民俗芸能に関する書籍・資料を幅広く備えた研究施設です。芸能に関連する様々な分野の資料を収集しており、個別の分野はもちろん、より総合的な調査・研究の拠点となっています。
なお、所蔵する資料は、学生・社会人を問わずどなたにもご利用いただけます。

最新情報

最終更新日:2017年9月22日

9月の資料

古典芸能研究センター所蔵の様々な資料の中から、毎月1点紹介します。

「舞囃謡・仕舞謡」第1冊目表紙
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橘文庫蔵
「舞囃謡・仕舞謡」
大本 五冊

  舞囃子・仕舞用の宝生流部分謡版本。全5冊だが、第1~4冊の「舞囃謡」114曲と、第5冊の「仕舞謡」29曲に分かれる。宝生流を後援した御三卿の一橋家が、文化7年(1810)6月に刊行した私家版であり、「舞囃謡」4冊は、同年正月に宝生大夫英勝が刊行した「囃謡」(上下2冊)の上巻を版下とする。
 江戸後期の宝生流は一橋家出身の第11代将軍徳川家斉の影響により流儀が栄え、本書のごとく贅沢な装幀の謡本も大名家によって刊行された。しかし、江戸時代の謡本の刊行は観世流が他流を圧倒しており、一般向けの書肆が宝生流の部分謡を刊行した例は確認されていない。

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