(イメージ画像)

古典芸能研究センターは、行吉学園発祥の地である三宮キャンパス(神戸市中央区)にあります。
能楽資料の橘文庫、民俗芸能資料の喜多文庫をはじめ、古典芸能や民俗芸能に関する書籍・資料を幅広く備えた研究施設です。芸能に関連する様々な分野の資料を収集しており、個別の分野はもちろん、より総合的な調査・研究の拠点となっています。
なお、所蔵する資料は、学生・社会人を問わずどなたにもご利用いただけます。

最新情報

最終更新日:2019年8月2日

8月の資料

古典芸能研究センター所蔵の様々な資料の中から、毎月1点紹介します。

謡本「桃青」
初丁表/表紙見返し
資料画像

江崎家旧蔵資料 謡本「桃青」
半紙本 刊本 1冊 

 「桃青」は松尾芭蕉の若き日の俳号。江戸中期頃の版本ながら、他に所蔵が確認されていない孤本である。  跋文に「右の一冊は机下の門弟去嫌(さりきらい)をおほえかね侍るをいたましく思」い、俳諧連歌の「去嫌」の法則を門弟に覚えさせるために作ったという、便用謡風の謡曲。もっとも、本曲は短い謡いものではなく複式夢幻能形式をとっており、シテは芭蕉の霊、ワキは俳諧修行をする播州新在家(現姫路市網干区)の旅僧という設定で、アイも「義仲寺ノ僧」が登場する。去嫌の法則が語られるのは、後場の山場に相当するクリ以降となっている。巻頭には「神ハ神祇也 釈ハ釈教也 …」のように去嫌の略号の解説がある。節付けは観世流。
 刊記はないが、曲中に芭蕉追善集『枯尾花』(元禄七年(1694)成立)所収の宝井其角の句「なきがらを笠に隠すや枯尾花」が見えるので、それ以降の成立であろう。作者「武江(*武蔵の国、江戸の意)の商/一十竹(いそたけカ?)」については、基角の門人であることが確認されているが、実際の作者は基角自身ではないかとの説もある。

当サイトのデータについて

神戸女子大学古典芸能研究センターが公開しているすべてのホームページおよびそこに含まれる画像データ・テキストデータ等は、神戸女子大学が著作権を有しており、その扱いは日本の著作権法に従うものとします。これらのデータを、法律で認められた範囲をこえて、著作権所有者に無断で複製・転載・転用することは禁止します。

ページのトップに戻る

学校法人行吉学園

(C) 2008 YUKIYOSHI INSTITUTE. All Right Reserved.