2025.07.31 史学科 吉村
神女史学科はゼミに自信あり!
ゼミ(ゼミナール)という形式の授業は、大学では学びの核になります。教室で教員の話を聞くことが中心になる講義とは違い、少人数のクラスで教員を含むメンバーが、共通の専門・関心にもとづいたテーマについて発表したり、議論したりして学びを深める。それがゼミです。
神戸女子大学史学科(神女史学科)には、領域別の8つのゼミがあります。日本史は時代別に古代・中世・近世・近現代、日本考古学、民俗学、東洋史、西洋史で、それぞれのゼミを史学科の専任教員が指導し、卒業論文の制作に取り組みます。科目名としては「史学演習」となります。
そのゼミを入試の出願時ではなく、大学入学後の2回生の夏に選ぶのが神女史学科の特徴です。1回生、2回生前期までで各領域の基礎(概論)と初歩的なゼミ(入門演習・基礎演習Ⅰ・Ⅱ)を履修し、ゼミという授業形式の雰囲気を知って、自分が学びを深めたい領域を見定めてから専門ゼミを選択するというカリキュラムが組まれています。
運命の分かれ道?
ゼミを選ぶのは、もちろん学生自身です。自分の関心がどのゼミになるのかはっきりしているケースもありますが、アプローチによって複数のゼミが選べて迷うことも。また自分が希望するゼミの人数や、メンバーの顔触れも正直気になるところですよね。
今年度はあらかじめ希望ゼミアンケートを行ったうえで、7月10日にゼミ選択会を行いました。進行は2回生の担任教員2人です。担任による5月の個人面談で、ゼミ選択についての相談をする学生もいました。
学生には事前に各ゼミの指導方針や卒論にむけてのスケジュール、過去の卒業論文題目などがわかる資料がオンラインで配布されていましたが、当日は教員自身から口頭で補足説明(勧誘?)がありました。
すべてのゼミの説明が終わったら、希望変更のラストチャンス。移動の申し出がなくなったことを確認し、選択会は終了しました。2回生の所属ゼミ、これにて確定です。
ゼミの絆
メンバーだけでの初顔合わせは、後期授業「史学演習Ⅰ」の初回授業時になります。基礎演習で知り合った友だちも、まだあまり話をしたことがない学生も、卒業論文の制作にむけてこれから苦楽を共にし、励まし合って切磋琢磨する仲間になります。
女子大のゼミで育まれる、女子大ならではの絆。神女史学科のたくさんの先輩や卒業生が大切にしているこの宝物を、これからじっくり育てていけるといいですね。
関ゼミ・山内ゼミを動画にてご紹介
関連リンク
史学科のカリキュラムマップは公式ホームページからご覧ください。
これまでのかわら版はこちらから
公式SNSもご確認ください。