神戸女子大学

ANCIENT JAPANESE HISTORY

THE DEPARTMENTTHE DEPARTMENT OF HISTORYOF HISTORY

文学部文学部史学科史学科

歴史の先に、未来を見よう。歴史の先に、未来を見よう。

CHARACTERISTICSCHARACTERISTICS先人たちの歴史をひも解いて、未来を拓く知恵を学びます。先人たちの歴史をひも解いて、未来を拓く知恵を学びます。

現在は、過去から絶えることなく積み重ねられてきた歴史の地層のうえに成り立っています。その地層のひとつひとつに問いかけるとき、先人たちが培ってきた叡智や現在につながる因果関係を発見することになるでしょう。歴史を学ぶことは、過去の在り方とともに現代社会の成り立ちを知ることにもつながります。温故知新の言葉通り、歴史学とは、過去と対話しながら新たな未来を切り拓く、創造性のある学問です。

TOPICSTOPICS

2024年度から、高等学校教諭一種免許状【地歴】に加えて【公⺠】も取得できるようになりました。

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教員紹介を中心に史学科の活動を、
#歴史を楽しく学びたい あなたにお届けしています。

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©2019 神戸女子大学

史学科公式キャラクター“おふみ)ちゃん”史学科の学生をイメージして学生自身がデザインしたキャラクターです。

x 史学科の日常をお伝えする公式Xです。各ゼミの活動やイベント、入試関連情報を提供しています。x 史学科の日常をお伝えする公式Xです。各ゼミの活動やイベント、入試関連情報を提供しています。
instagram 史学科のカリキュラムや学生の活動などを写真や動画で紹介する公式Instagramです。instagram 史学科のカリキュラムや学生の活動などを写真や動画で紹介する公式Instagramです。

民俗学って民俗学って

「〇〇だと言い伝えられている」に
歴史のヒントが隠されている !?

ゼミ× フィールドワーク× プレゼンテーションで、歴史を学ぶ意義と喜びを実感しよう。ゼミ× フィールドワーク× プレゼンテーションで、歴史を学ぶ意義と喜びを実感しよう。

在学中、すべての学年・学期で少人数制の演習<ゼミ>を開講。入学と同時にスタートする入門演習では、ゼミごとに学生自身が見学先を選び、学外実習<フィールドワーク>に出かけます。見学の成果はゼミの時間にスライドを作り、全学生の前で発表<プレゼンテーション>。社会人になったときに活きる探求心と協働性がしっかり培われます。

興味ある専門分野を幅広く学べる。多彩な時代・領域にわたるゼミ。興味ある専門分野を幅広く学べる。多彩な時代・領域にわたるゼミ。

各時代専攻が充実した日本史はもちろん、世界中の地域の歴史が学びの対象です。
文献以外の資料を用いる考古学や民俗学などの研究手法も学べることが本学の特色です。

日本古代史

日本古代史および前近代の海域アジア史に
関する研究テーマを自由に選択し、
歴史的視野を広げます。

日本中世史

平安後期から室町・戦国期の近年における
研究成果と課題を追究します。
博物館やフィールドでの「学び」も取り入れ、
資料を読み解く技能を身につけます。

日本近世史

豊臣政権期から幕末期までの時代を扱います。
近世古文書解読とフィールドワークを重視し、
江戸時代の実像を学問的に解明します。

日本近現代史

当事者の日記・手紙や公文書、
当時の新聞などの史料を、
ICTも駆使して収集し、
人物や事件の実像に迫ります。

考古学

モノ=物質資料を使って、
人類がたどってきた途を再構成します。
資料の分析を通じて問題を解決に導く力を、
フィールド調査を通じて組織行動力を、
それぞれ身につけます。

東洋史

アジア全域の全時代をテーマに
とりあげることが可能です。
一国の歴史だけを取り上げるのではなく、
複数の国家や地域の視点から
文献史料を読み直すことで、
新たな歴史像を構築します。

西洋史

ヨーロッパとその影響が歴史的に及んだ
諸地域の古代から現代までを幅広く扱い、
政治、経済、社会、文化、思想などを
多角的に考察します。

民俗学

一般庶民の生活文化を考察します。
現在と過去の連続性と断絶性についての
理解を深め、古代から現代までを幅広く扱い、
未来を展望する視点を養います。

FIELD WORKFIELD WORK

身につくチカラ身につくチカラ

歴史学のスキル=社会人のスキル!?
史学科で鍛えられる能力と社会で求められる能力の意外な共通点とは?

史学科で身につくチカラは、史学科で身につくチカラは、社会でこう活きる!社会でこう活きる!

「過去の歴史を探求するチカラ」と「現代社会で働く社会人に求められる力」。
無関係のようにも見えますが、実はその根底にはいくつもの共通点があります。史学科で培われるチカラには社会人に求められる力がいくつも含まれています。

社会で活きる

情報収集力

「文献や資料を集めて検討する」チカラは...「データ収集と分析に活きる!」

史学科では、古文書や石碑など昔年の史資料から最新の研究論文まで、さまざまな情報を探し集め、それらを整理し分析する力を養います。

社会で活きる

プレゼンテーション力

「史資料の分析で歴史の謎に挑む」チカラは...「問題発見と対策提案に活きる!」

史学科では〈ゼミ〉と呼ばれる少人数制の授業で、思考力と表現力を鍛えます。各自がテーマを決め、証拠=史資料を示しながら、論理的に自分の意見を主張する発表を行います。

社会で活きる

協働力

「力を合わせて学ぶ」チカラは...「チームやプロジェクトの運営に活きる!」

考古学・民俗学の資料研究や博物館での実習では協働作業が必須。各ゼミの学外研修や史学科研修旅行でも、学科の仲間と情報や体験を共有し、意見を交換して学びを深めます。

社会で活きる

多文化理解力

「多様な文化を理解する」チカラは...「多文化共生社会で活きる!」

史学科では、世界中すべての地域と時代が学びの対象です。さまざまな風土や文化、価値観を理解して尊重できる、多文化共生社会に求められる人材を育てます。

CAREER キャリア/資格

(2025年3月卒業生)

就職率
90.2%

これまでの実績

  • 中学教諭(社会)・高校教諭(地理歴史)

  • 日本語教員

  • 図書館司書

  • 博物館学芸員

  • 旅行・観光

  • 出版・編集

  • 公務員

  • 大学院進学

取得可能な資格・免許

  • 博物館学芸員

  • 中学校教諭一種免許状(社会)

  • 高等学校教諭一種免許状(地理歴史・公民)

  • 図書館司書

  • 学校図書館司書教諭

就職先一覧

  • サービス

    宗教法人太宰府天満宮/株式会社ジェイアール西日本ウェルネット/野村不動産パートナーズ株式会社/大和リース株式会社/株式会社スタジオアリス/株式会社ニチイ学館

  • 公務

    たつの市立図書館/加西市役所(埋蔵文化財整理職)/東大阪市役所/岩国市役所

  • 運輸・通信

    日本交通株式会社/神戸電鉄株式会社/株式会社キユーソー流通システム/ANAエアポートサービス株式会社/株式会社ANA Cargo/デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社/株式会社サイネックス/株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンター

  • 卸売・小売

    株式会社スズキ自販兵庫/株式会社モリタ/株式会社アズノゥアズ/株式会社マリークヮントコスメチックス/株式会社ヒラタ/株式会社ジンズ/株式会社イービーエム/株式会社関西スーパーマーケット/大黒天物産株式会社/イズミヤ・阪急オアシス株式会社/株式会社マルアイ/株式会社ザグザグ/株式会社カインズ/株式会社コスモス薬品/生活協同組合コープこうべ

  • 金融・保険

    株式会社但馬銀行/株式会社四国銀行/株式会社阿波銀行/兵庫信用金庫/但陽信用金庫/姫路信用金庫

  • 飲食・宿泊

    株式会社ホテルオークラ神戸/ルートインジャパン株式会社/株式会社はま寿司

  • 製造

    フランツ株式会社/株式会社ユーハイム/桑村繊維株式会社/株式会社千代田精機

  • 医療

    国立大学法人神戸大学 神戸大学医学部附属病院/独立行政法人国立病院機構(近畿グループ)/医療法人社団梅華会/株式会社神戸医療事務センター

  • 中学・高等学校

    兵庫県教育委員会/神戸市教育委員会/加古川市教育委員会/徳島県教育委員会

キャリア・教職

CLASS 授業

日本考古学資料研究

どんな授業?

発掘された遺跡や遺物から情報を読み取り、歴史を考えるのが「考古学」です。実習では遺跡の調査方法や出土遺物の復元・実測図の作成・発掘調査報告書の作成方法など遺跡調査に関する基本的なプロセスを学びます。

身につくスキルは?

考古資料の取り扱いや測量方法などを実践的に学びます。また、遺跡での学外研修を通して、文化財の保護や活用などへの理解と関心を深め、考古学を研究するために欠かせない知識発掘と技術を身につけます。

  • 入門演習

    ゼミ形式の授業を通して、文献の調べ方、専門書の読み方、研究発表や質疑応答の方法などを学びます。博物館や史跡見学など、学外での臨地学習も取り入れていきます。

  • 基礎演習

    1回生後期と2回生前期に開かれるゼミ。各自の興味に応じて、日本史・東洋史・西洋史や考古学・民俗学などを自由に選ぶことができ、専門ゼミを選ぶ前に、自分の興味を確認できます。

  • 史学演習

    2回生後期から始まる専門のゼミ。各自が興味をもつテーマについての発表・討論や史料の輪読を通して、卒業論文作成につながる史料批判の技術を習得していきます。

  • 日本古文書学

    日本中世の古文書を読み解きながら、歴史資料の重要性を考えます。原寸大で作成した古文書の高精細レプリカに触れながら、文書資料の果たした役割を体感する試みにも取り組んでいます。

  • 日本民俗学資料研究

    年中行事の現場に出かけたり、民間伝承のスポットを訪ねたりして、五感で感じたことをもとにレポートを作成します。教室での事前学習と組み合わせて新たな発見を目指します。

  • 博物館実習

    学芸員に必要な実践的技術を習得します。石碑の採拓や、写真撮影などの資料取り扱いのスキルを習得するとともに、大学祭での展示実習では、採拓した拓本の展示・図録作成をはじめ、展示室でのスタッフ業務にも取り組みます。

PICK UP SEMINAR ピックアップゼミ

川森ゼミ

民俗学から見る身近な歴史

平凡な生活者の歴史を、その喜びや悲しみに共感しながら捉えようとするのが民俗学の視点です。その手がかりとして、昔話や神話・伝説、祭礼、年中行事、通過儀礼などを、過去の記録や現在のフィールドワークから考察していきます。

吉村ゼミ

自分の視点で西洋史を考える

西洋史ゼミでは、欧米や関連地域の古代から現代にいたる地域・時代まで、自由に研究テーマを選びます。論文や史料を読み込んで、テーマを掘り下げ、定期的に行う口頭発表と活発な質問、意見交換を通じて、卒業論文を作成します。

松下ゼミ

史料の解読をもとに近現代史の実像に迫る

日本近現代史ゼミでは、当事者の日記・手紙、公文書、当時の新聞などをもとに、人物や事件の実像に迫ることを目標とします。史料は大量に残されており、図書館・文書館などで収集して、解読していく作業が中心となります。