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演能と観客 ―橘文庫にみる大阪能楽観賞会の試み―

2005年8月8日〜12月28日

古典芸能研究センター設立の基盤となった「橘文庫」は、「大阪能楽観賞会」所蔵の資料と、同会事務局長・故橘豊秋氏の旧蔵書から成り、平成6年本学へ寄贈されました。

「大阪能楽観賞会」は「能・狂言の名曲を名人・上手により気軽に観賞できる会」をめざして、昭和35年大阪で誕生した能の会です。さまざまな職業・年齢から構成された会員によって支えられ、255回の公演と、能楽により親しむための企画を次々と催した点で、画期的なものでありました。

本展示では、橘文庫目録公開に先駆け、変化し続ける演能と観客のあり方を通して、同会の足跡とその意義をたどります。

研能通信No.26(昭和35年2月)より引用

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限りない前進

大阪の文化活動と言うことがもんだいになつていますが、大阪能楽友の会の運営委員の諸君がよりよい目的達成のために、新しく大阪能楽観賞会を作つたことは、その文化胎動の一つの現れとして喜ばしいことであります。友の会がようやくマンネリズムに感じられる時、会員自体による会員のための能楽観賞に限りない前進を続けようとする若い人の栄光を信じると共に、大方諸賢の温い御後援をお願いする次第であります。

(沼艸雨談)

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