神戸女子大学

Outline


カリキュラム・ポリシー

神戸女子短期大学は、本学の教育理念に基づく自立心・対話力・創造性を備えた人材を育てるために、教養科目と専門科目からなる教育課程を編成しています。

教養科目においては、豊かな人間性を育み、社会での活動の基礎となる深い教養を身に付け、社会的・職業的に自立できる人材を育成するため、学科の専門性とは別の教養的価値を持つ科目で教育課程を編成しています。

各学科の専門科目においては、各学科の専門性に応じて学問を深く体系的に学び、以下に示すように、自発的な自己の資質向上をめざしながら、社会に貢献できる人材を育成するための教育課程を編成しています。

教養科目

本学で開講する教養科目は以下のような構成になっています。


  1. 知性や感性を磨き、学問研究や社会生活の基盤となる知識や技能を身に付け、心身の健康を育成するための科目を開講しています。
  2. 社会的・職業的自立を支援するために、就職活動に関する科目だけでなく、生涯にわたって自己のキャリアを築き、対話力の育成をするための科目を開講しています。
  3. 専門科目以外の学問領域を学ぶことにより、幅広い知識や多角的思考力および柔軟で想像性に富んだ力を身に付け、創造性に繋がるような科目を開講しています。

なお、神戸女子大学、ポーアイ4大学連携単位互換科目およびコンソーシアムひょうご神戸単位互換科目など幅広く履修できるようになっています。

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総合生活学科

【2023年度以降入学生用】

総合生活学科は、学生がディプロマ・ポリシーに定める基準に到達できるよう、次のように教育課程を編成する。


【教育課程の編成】

  1. 学科基礎科目の必修科目として「総合生活論」「基礎ゼミ」「総合生活演習」、選択科目として「被服学」「食品学」「住居学」「情報社会論」「生活経営」「健康管理概論」「消費生活論」「家族関係」「被服構成基礎実習」「調理基礎実習」「住居デザイン基礎実習」「情報基礎演習」の生活全般に関わる基礎知識・基礎技術の習得を中心とする専門科目でカリキュラムを編成している。
  2. 学科の選択科目は7科目群で編成し、「服飾デザイン」「フードデザイン」「住居デザイン」「情報・ビジネス」「コミュニケーション」「心理」「キャリアデザイン」を自らのキャリアプランに応じて科目を選択し総合的に学べるよう体系的なカリキュラムを編成している。
  3. 各科目で身に付けた専門的知識・技能を基にして、応用力や実践力が身に付くよう、講義形式、演習形式、実験・実習形式など、科目の特性に応じた多様な方法で授業を行っている。
  4. 以下の資格が取得できる科目編成をしている。
    「フードコーディネーター3級」「秘書士」「プレゼンテーション実務士」「二級建築士・木造建築士(受験資格)」

【教育内容】
(1)学年ごとの教育内容

  1. 1年次開講の必修科目「総合生活論」「基礎ゼミ」は、2年間の学修を有意義なものにするために大学での学び方を基本から身に付ける必修科目とする。さらに衣・食・住、情報、ビジネス等の生活基盤となる科目を選択科目とし、学修基盤の充実を図る。
  2. 2年次では、「総合生活演習」を必修とし、学科の専任教員が1年間ゼミ形式で指導することによって学生の専門性の向上に努める。

(2) 科目群ごとの教育内容

  1. 「学科基礎科目」は「総合生活論」「基礎ゼミ」を必修科目、衣、食、住、情報などに関する科目を選択科目とし、学科の基礎を学修する。
  2. 「学科基礎科目」の「総合生活演習」(ゼミ)は、2年次の通年開講の必修科目とし、学生の興味・関心に応じて専門分野の一つに焦点を当て、探求的に学修する。
  3. 「服飾デザイン」の科目群は、服飾に関する基礎知識や技能を学び、生活や仕事の場で応用できる能力を身に付ける。
  4. 「フードデザイン」の科目群は、食の分野に関する知識や技能を学び、栄養を有効に摂取するための調理・加工技術を身に付け、食生活をトータルコーディネートすることを目標としている。また、未来の食を自らの手で構築していく力を養う。「フードコーディネーター3 級資格取得」を支援する。
  5. 「住居デザイン」の科目群は、住居やインテリアに関する知識や技能を学び、二級建築士・木造建築士の資格取得を支援する。
  6. 「情報・ビジネス」の科目群は、情報やコンピュータに関する基礎から応用までの知識や技能を学ぶ。「秘書実務」や「経営会計実務処理」では、ビジネスの実際を学ぶ。
  7. 「コミュニケーション」の科目群は、日本語、英語、プレゼンテーション演習などの科目を中心に、社会やビジネスにおけるコミュニケーション能力を身に付ける。
  8. 「心理」の科目群は、「ビューティ心理学」「犯罪心理学」「恋愛心理学」「音楽心理学演習」「カウンセリング論」を通して、ビューティー、犯罪、恋愛、音楽、カウンセリングに関わる心理の分野について基礎的な知識を身に付ける。
  9. 「キャリアデザイン」の科目群は、ブライダル関連科目を理論と実践から学び、ブライダルプランナー資格の取得をめざし、対話力や協働性を身に付ける。メイクアップやネイルアート関連科目は、講義や演習を通して、メイクアップやネイルアート関連の資格取得を支援する。

【教育方法】

  1. 学科基礎科目群では、講義形式の授業ならびに演習、実習を通して生活全般にわたる基礎的知識や技術を広く教授する。
  2. 専門科目群では、社会や生活にかかわる専門的な分野を7の科目群に分類し、学生自らが自己の目的に応じた一貫性のある学修プランを計画する。
  3. 講義科目では、現代社会で生活するのに必要な知識を深め問題解決方法をアクティブに学ぶ。
  4. 演習・実習科目は、キャリアや社会の発展につながる技術を中心に主体的に学ぶ。
  5. 「総合生活演習」においては、1年を通して指導教員とともに自らの学びを主体的に深める場とする。
  6. 講義形式、実習、演習科目すべてにおいて、ICT の利用やアクティブな学修を取り入れ主体的な学びを推進する。

【学修成果の評価方法】

  1. 講義科目は、筆記試験、レポート試験、授業での学修活動、受講態度等を授業担当教員がシラバスに示した評価基準、評価方法に基づいて評価する。
  2. 実験・実習・演習科目は、レポート、作品、筆記試験、プレゼンテーション、授業での学修活動、受講態度等を授業担当教員がシラバスに示した評価基準、評価方法に基づいて評価する。
  3. 「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」について、各科目の授業目的に応じた評価基準に基づいて評価する。
【2022年度入学生用】

総合生活学科は、学生がディプロマ・ポリシーに定める基準に到達できるよう、次のように教育課程を編成する。


【教育課程の編成】

  1. 学科基礎科目の必修科目として「総合生活論」「基礎ゼミ」「総合生活演習」、選択科目として「被服学」「食品学」「住居学」「情報社会論」「社会福祉概論」「生活経営」「健康管理概論」「環境保全論」「消費生活論」「家族関係」「保育学」「被服構成基礎実習」「調理基礎実習」「住居デザイン基礎実習」「情報基礎演習」の生活全般に関わる基礎知識・基礎技術の習得を中心とする専門科目でカリキュラムを編成している。
  2. 学科の選択科目は8科目群で編成し、「基礎デザイン」「服飾デザイン」「フードデザイン」「住居デザイン」「情報・ビジネス」「コミュニケーション」「心理」「ビューティーデザイン」を自らのキャリアプランに応じて科目を選択し総合的に学べるよう体系的なカリキュラムを編成している。
  3. 各科目で身に付けた専門的知識・技能を基にして、応用力や実践力が身に付くよう、講義形式、演習形式、実験・実習形式など、科目の特性に応じた多様な方法で授業を行っている。
  4. 以下の資格が取得できる科目編成をしている。
    「フードコーディネーター3級」「秘書士」「プレゼンテーション実務士」「二級建築士・木造建築士(受験資格)」

【教育内容】
(1)学年ごとの教育内容

  1. 1年次開講の必修科目「総合生活論」「基礎ゼミ」は、2年間の学修を有意義なものにするために大学での学び方を基本から身に付ける必修科目とする。さらに衣・食・住、情報、ビジネス等の生活基盤となる15科目を選択科目に指定し、学修基盤の充実を図る。
  2. 2年次では、「総合生活演習」を必修とし、学科の専任教員が1年間ゼミ形式で指導することによって学生の専門性の向上に努める。

(2) 科目群ごとの教育内容

  1. 「学科基礎科目」は3科目を除き1年次に開講し、学科の基礎を学修する。この中には「総合生活論」「基礎ゼミ」が必修科目、衣、食、住、情報などに関する科目を選択科目としている。
  2. 「学科基礎科目」の「総合生活演習」(ゼミ)は、2年次の通年開講の必修科目とし、学生の興味・関心に応じて専門分野の一つに焦点を当て、探求的に学修する。
  3. 「基礎デザイン」の科目群は、デザインの基本的な知識やコンピュータ・グラフィックスの技能を習得する。
  4. 「服飾デザイン」の科目群は、服飾に関する基礎知識や技能を学び、生活や仕事の場で応用できる能力を身に付ける。
  5. 「フードデザイン」の科目群は、食の分野に関する知識や技能を学び、栄養を有効に摂取するための調理・加工技術を身に付け、食生活をトータルコーディネートすることを目標としている。また、未来の食を自らの手で構築していく力を養う。「フードコーディネーター3級資格取得」を支援する。
  6. 「住居デザイン」の科目群は、住居やインテリアに関する知識や技能を学び、二級建築士・木造建築士の資格取得を支援する。
  7. 「情報・ビジネス」の科目群は、情報やコンピュータに関する基礎から応用までの知識や技能を学ぶ。「秘書実務」や「経営会計実務処理」では、ビジネスの実際を学ぶ。
  8. 「コミュニケーション」の科目群は、日本語、英語、中国語、プレゼンテーション演習などの科目を中心に、社会やビジネスにおけるコミュニケーション能力を身に付ける。
  9. 「心理」の科目群は、「ビューティ心理学」「子ども心理学」「犯罪心理学」「恋愛心理学」「動物心理学」「音楽心理学演習」「カウンセリング論」を通して、ビューティー、子ども、犯罪、恋愛、動物、音楽、カウンセリングに関わる心理の分野について基礎的な知識を身に付ける。
  10. 「ビューティーデザイン」の科目群は、ブライダル関連科目を理論と実践から学び、ブライダルプランナー資格の取得をめざし、対話力や協働性を身に付ける。メイクアップやネイルアート関連科目は、講義や演習を通して、メイクアップやネイルアート関連の資格取得を支援する。

【教育方法】

  1. 学科基礎科目群では、講義形式の授業ならびに演習、実習を通して生活全般にわたる基礎的知識や技術を広く教授する。
  2. 専門科目群では、社会や生活にかかわる専門的な分野を8の科目群に分類し、学生自らが自己の目的に応じた一貫性のある学修プランを計画する。
  3. 講義科目では、現代社会で生活するのに必要な知識を深め問題解決方法をアクティブに学ぶ。
  4. 演習・実習科目は、キャリアや社会の発展につながる技術を中心に主体的に学ぶ。
  5. 「総合生活演習」においては、1年を通して指導教員とともに自らの学びを主体的に深める場とする。
  6. 講義形式、実習、演習科目すべてにおいて、ICTの利用やアクティブな学修を取り入れ主体的な学びを推進する。

【学修成果の評価方法】

  1. 講義科目は、筆記試験、レポート試験、授業での学修活動、受講態度等を授業担当教員がシラバスに示した評価基準、評価方法に基づいて評価する。
  2. 実験・実習・演習科目は、レポート、作品、筆記試験、プレゼンテーション、授業での学修活動、受講態度等を授業担当教員がシラバスに示した評価基準、評価方法に基づいて評価する。
  3. 「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」について、各科目の授業目的に応じた評価基準に基づいて評価する。

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食物栄養学科

食物栄養学科は、学生がディプロマ・ポリシーに定める基準に到達できるよう、次のように教育課程を編成する。


【教育課程の編成】

  1. 「専門基礎科目」・「専門科目Ⅰ」は「栄養士資格に関する科目」として卒業必修科目と栄養士資格取得に必要な科目に分けて配置している。実習や実験を多く取り入れることにより、栄養士として必要な、食品・栄養と健康に関する基礎的な知識や実践的な能力を身に付けることができるようにカリキュラムを編成している。
  2. 「専門科目Ⅱ」では、基礎知識を補う専門科目に加えて応用科目を開講し、社会人(栄養士)として、社会のニーズに対応した専門知識や技能を活用し、社会に貢献できる能力を身に付けることや、食品に関する専門知識や、食品の管理や開発に関する専門知識を身に付けることができるようなカリキュラムを編成している。
  3. 教育課程を通して、講義・実験・実習・演習を組み合わせた授業を展開し、学生の理解を深めている。
  4. 授業科目の目標・内容・教育方法・評価方法はシラバスに記載し学生と共有している。
  5. カリキュラムマップ・カリキュラムツリーを作成し、オリエンテーション時に説明をすることによってカリキュラム・ポリシーを可視化し学生と共有している。

【教育内容(学修課程)】

  1. 1年次には、栄養士として必要な基礎調理技術や専門的な基礎知識を中心に修得する。学修の実践に入っていくための初年次教育として「やさしい生物」「やさしい化学」等の科目を配置している。
  2. 2年次には、応用的な知識や技術、栄養士校外実習などにより、実践的な技術、思考力、表現力、コミュニケーション能力、判断力を修得する。

【学修成果の評価】

  1. 成績評価は各教科のシラバスに示された評価方法により、厳正に行い、学期毎、および累計のGPAを算出し、総合成績評価を行う。

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幼児教育学科

【2023年度以降入学生用】

幼児教育学科は、学生がディプロマ・ポリシーに定める基準に到達できるよう、次のように教育課程を編成する。


【教育課程の編成】

  1. 保育者にふさわしい能力を有するために、専門的な方法論と知識及び技能を体系的に学ぶ。1 年次には初年次教育を柱として、外国語活用能力や情報処理能力、健康や運動に関する知識や技能など短期大学士として身に付けておくべき資質の基礎を養う科目を開講している。専門科目は、1、2年次にわたって開講され、その中に幼稚園教諭二種免許状取得に関する科目、保育士資格取得に関する科目、加えて認定ベビーシッター資格を得るための科目を設置する。
  2. 知識の活用能力、論理的思考力、課題探求力、問題解決力、表現力、コミュニケーション力などを総合的に学修し、研究やディスカッションを実践的に積み上げる参加型の少人数授業を開講する。
  3. 保育実習、教育実習を1 年後期授業から2 年後期授業にかけて行うため、それぞれの時期に合わせて実習前後の授業を開講する。

【教育内容】
(1)学年ごとの教育内容

  1. 1年次では、幼児教育・保育に関する基礎科目を受講し学修の基盤をつくる。また基礎理論となる科目を受講し、指導法について学び、保育者に求められるコミュニケーション力、プレゼンテーション力、保育者としての観察力を養う。
  2. 2年次では、すでに学んだ知識と技能を教育実習、保育実習での体験を通して実践につなげる。また演習科目では、教育・保育の専門的なテーマについての課題を見つけ、その研究方法・実践方法を修得し、問題解決力を養う。さらに、実習を踏まえて再度講義科目により総合的に学修することで、2年間の学びを確実なものとし、「学び続ける保育者」を育てる。

(2) 科目群ごとの教育内容

  1. 「教育の基礎的理解に関する科目」では、「教育原理」、「教育心理」、「教職原論」の履修を通して基礎及び専門的な知識を身に付け、「保育に関する専門科目」では「保育原理」、「保育者論」の履修を通して保育者になるための心構えや対応力を会得し、保育者としてのあるべき姿を確立する。
  2. 専門科目は、教育課程、保育内容(5 領域)、幼児理解、保育原理、乳児保育、器楽、歌唱、造形に関する科目と、これらを統合し有機的な理解を深める演習科目で構成される。
  3. 「教職関連科目」では、保育者としてのキャリアについて探求する「保育者のキャリア形成論」、現代の教育・保育の専門的テーマについての課題に取り組む「学科特別演習Ⅰ・Ⅱ」を開講する。

【教育方法】

  1. 知識の修得だけでなく主体的な学びを促し、他者との協調・協働を取り入れながら柔軟な発想を生み出す資質・能力を身に付ける。
  2. 指導法に関する授業では、実際の保育場面を想定した模擬保育やグループワーク等を取り入れて実践的な力を養う。
  3. 表現に関する授業(音楽・造形・身体)では、教育・保育現場の多様な場面を見据えた実技を行うことにより、創造性を形成する。
  4. 実習に関わる授業では、実習前後の学びを確実なものにすることで、実習がより生きた学修となるよう位置付ける。
  5. 2年次に実施する「学科特別演習Ⅰ・Ⅱ」は、幼児教育・保育の専門的テーマについての課題や必要となる実践力等についてワークショップやグループディスカッション、保育現場での発表や交流等を行うことで、一人ひとりが学びの主体者となり自ら考え表現する力を培う。また少人数制で取り組み、実践的な知識と技術を身に付けた自己表現力と問題解決力を醸成する

【学修成果の評価方法】

  1. 講義科目および演習科目は、試験、発表、レポートなどにより総合的に評価する。試験では授業内容の理解と学修到達度、発表・レポートでは発表内容と成果物の充実度により評価する。
  2. 実習後の自己課題・解決に取り組む「保育・教職実践演習(幼稚園)」では、学びの履歴を蓄積した履修カルテ等で自身の振り返りを重視した評価をする。
【2022年度入学生用】

幼児教育学科は、学生がディプロマ・ポリシーに定める基準に到達できるよう、次のように教育課程を編成する。


【教育課程の編成】

  1. 幼児教育学科では、全学共通の教養科目に加えて、資質の高い幼稚園教諭と保育士を育成するために、以下のような専門科目によって教育課程を編成する。
  2. 幼稚園教諭・保育士にふさわしい能力を育てるために、専門的な方法論と知識を体系的に学ぶことを目的に、専門科目、幼稚園教諭二種免許状取得に関する科目、保育士資格取得に関する科目を設置する。
  3. 知識の活用能力、論理的思考力、課題探求力、問題解決力、表現力、コミュニケーション力など、社会生活において必須となる一般的な能力を育成するために、研究やディスカッションを実践的に積み上げる参加型の少人数授業を開講する。
  4. 高い倫理性に裏付けされた保育者としての実践力を育てるために、教養科目及び専門科目の充実を図り、ていねいな個別指導を実施する。

【教育内容】
(1) 学年ごとの教育内容

  1. 1年次では、幼児教育・保育に関する基礎科目を受講し学修の基盤をつくる。また基礎理論となる科目を受講し、指導法について学ぶ。保育者に求められるコミュニケーション力、プレゼンテーション力、保育者としての観察力を養う。
  2. 2年次では、すでに学んだ知識と技能を教育実習、保育実習での体験を通して実践につなげる。また演習科目では、教育・保育の専門的テーマについての課題を見つけ、その研究方法・実践方法を修得し、問題解決力を養う。

(2) 科目区分の教育内容

  1. 「教育の基礎的理解に関する科目」では、「教育原理」、「教育心理」、「教職原論」の履修を通して基礎及び専門的な知識を身に付け、「保育に関する専門科目」では「保育原理」、「保育者論」の履修を通して保育者になるための心構えや対応力を会得し、保育者としてのあるべき姿を確立する。
  2. 専門科目は、教育課程、保育内容(5領域)、幼児理解、保育原理、乳児保育、器楽、歌唱、造形に関する科目と、これらを統合し有機的な理解を深める演習科目で構成される。
  3. 「教職関連科目」では、保育者としてのキャリアについて探求する「保育者のキャリア形成論」、現代の教育・保育の専門的テーマについての課題に取り組む「学科特別演習Ⅰ・Ⅱ」を開講する。

【教育方法】

  1. 本学科では、本学教育の標語「自立心・対話力・創造性」を掲げ、自立心に富み、対話力と創造性にすぐれた女性の育成を目指す。
  2. 表現科目(音楽・美術・身体)では、教育・保育現場の多様な場面を見据えた実技を行うことにより、創造性を形成する。
  3. アクティブ・ラーニングの視点に立った授業では、知識の修得だけでなく主体的な学びを促し、他者との協調・協働を取り入れながら独創的な発想を生み出す資質・能力を身に付ける。
  4. 2年次に実施する「学科特別演習Ⅰ・Ⅱ」は、現代の教育および保育の専門的テーマについての課題等についてワークショップやグループディスカッション等を行うことで、一人ひとりが学びの主体者となり自ら考え表現する力を培う。また少人数制で取り組み、実践的な知識と技術を身に付けた自己表現力と問題解決力を醸成する。

【学修成果の評価方法】

  1. 講義科目および演習科目は、試験、発表、レポートなどにより総合的に評価する。試験では授業内容の理解と学修到達度や、発表・レポートでは発表内容と成果物の充実度により評価する。
  2. 保育職に向けての総仕上げである「保育・教職実践演習(幼稚園)」では、学びの履歴を蓄積した履修カルテ等で自身の振り返りを重視した評価をする。

専門科目には、学内ではなく、学外の幼稚園、保育所(園)、児童養護施設で実施される教育実習、保育実習が含まれています。この学外実習は、学内での学修の成果を確かめるとともに、学外実習でなければ得られない経験を積むことにより、改めて大学内での学習を深める契機とする重要な意味があります。幼児教育学科の授業はこれらの授業が円滑に行えるよう、計画的に学年・前後期に系統的に配当されています。

Campus/キャンパス

ポートアイランドキャンパス

〒650-0046 神戸市中央区港島中町4-7-2
TEL:078-303-4700