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古典芸能研究センターは、行吉学園発祥の地である三宮キャンパス(神戸市中央区)にあります。
能楽資料の橘文庫、民俗芸能資料の喜多文庫をはじめ、古典芸能や民俗芸能に関する書籍・資料を幅広く備えた研究施設です。芸能に関連する様々な分野の資料を収集しており、個別の分野はもちろん、より総合的な調査・研究の拠点となっています。
なお、所蔵する資料は、学生・社会人を問わずどなたにもご利用いただけます。

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最新情報

最終更新日:2020年10月14日

10月の資料

古典芸能研究センター所蔵の様々な資料の中から、毎月1点紹介します。

『師伝書』(表紙)

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江崎家旧蔵資料  『師伝書』
  大本 写 1冊
  安永8年(1779)5月自序

  全72箇条の一つ書きから成る、広島にゆかりの謡伝書。奥書・識語なし。題簽を含め全て一筆で、清書本の転写と推測される。編著者は未詳ながら、安永8年(1779)5月の自序によると、風叟(武永茂左衛門)なる人物の謡の弟子が、同6年8月に師が73歳で逝去した後、備忘を目的に150番の謡を書写し、それに添付するため、師の教えを1冊にまとめ、『師伝書』と名付けたのが本書だという。さらに序文では、風叟の師について、京都で服部宗巴(5世福王茂兵衛盛親)に謡の指導を受け、広島に観世流を広めた不求という教授者の門人で、猶原と称する人物だと説明する。続いて、その猶原が元文元年(1736)8月に歿すると、32歳で風叟は上京し、観世大夫(14世清親)の直弟子の為楽なる人物の指導を受け、8年後の延享3年(1746)に広島に戻ったとあり、宝暦7年(1757)には、江戸から広島を訪問していた高安彦太郎(9世信受か)から教授を受ける機会もあったという。しかるに、こうした風叟の教えをまとめた本書は、観世流を基盤としつつ、福王流および高安流の影響を受けた人物が、喜多流が主流と考えられていた広島の地で、どのような謡の口授を行ったのか、その実態を具体的に示す希有な資料と評価できる。また、本書には謡道歌27首が記載されているが、これらの謡道歌が江戸期の福王流で流布し、実際の謡教授の現場で使用されていた可能性のあることが指摘されている。なお、『師伝書』の詳細については、「〈研究会研究報告〉江崎家旧蔵謡伝書「師伝書」を読む」(『神戸女子大学古典芸能研究センター紀要』12号)を参照されたい。

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