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現地調査
ホームステイ
マラリア・ポリオ



   
 

インドネシア・パプア調査

 2000年・2001年の2回に渡り、インドネシア・イリアンジャヤ州(現パプア州)のワメナ近郊に位置するダニ族の集落であるソロバ村・ヘプバ村で高知医科大学(現高知大学医学部)のアジア僻地医療を支える会(AVA)(代表エバ・ガルシア・デル・サス先生)と共に現地調査を行いました。
↑↑↑うちんち(家)(洗濯干してます)↑↑↑  

■■ホームスティ
こんな機会はめったにないと、一家族に一人ずつ、寝袋を持ってホームスティをさせて頂きました。2001年に訪問した際には、5日間もホームスティをさせてもらい、どうせならより現地の方に近い生活を!と言う事で、着替えも持たず(流石に裸にはなれませんでしたが)、5日間みっちりとこの村の生活を体験しました
↑うちの子
トイレはもちろん野外。始めはトイレットペーパーを使用していたんですが、ゴミが気になりはじめ、途中からはホームマザーに教えてもらった柔らかい葉っぱを使用していました。慣れると、満点の星空の下でのトレイはなんとも気持ちいいものでした。

 また、食事は一日中イモ類です。さつまいもを始めとして、様々なイモ類が栽培されています。『いつもは何を食べているの?』と聞かれ、『ごはん』と答えた私の為に、一緒に掘ったイモを市場に売りに行き、得た現金でお米とインスタントのラーメンを買って食べさせてくれた事もありました。

↓お祭り風景


掘りたての芋↓
 滞在中にはお祭りもあり、普段は年配の方でしか見られなくなった民族衣装をみんなが着て、踊ったり、狩りの様子や昔の戦闘の様子を再現したりします。普段は、恥ずかしがって民族衣装を着ない青年達も、踊っちゃたりします。みんな素敵です。  

■■ マラリア・ポリオ
 この地域はマラリア汚染地区であり、渡航の際は私達もクロロキンの服用を余儀なくされます。WHOは2000年の京都会議でアジア太平洋の37カ国・地域でポリオを根絶したとする「京都宣言」を表明しましたが、インドネシアではポリオ患者が増えつつあります。
 インドネシア国内でも幼児の死亡率が高いこの地域での今後の医療活動の重要性が叫ばれています。
     
 
 
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