神戸女子大学

Course


史学科

史学科

先人たちの歴史をひも解いて、未来を拓く知恵を学びます。

現代社会とは、過去から脈々と続く歴史の地層のうえに成り立っています。
ひとつの史実をかえりみるとき、ひとつの事実を探し当てるとき、そこには人の英知のかけらや、現在との因果が必ずあります。
過去を学ぶことは「今」も歴史の一部であると知り、未来への指針を導きだすことです。
史学とは、まさに「温故知新」の学問。未来のために、過去を学ぶ学問です。

コース紹介

日本史コース

小学校教育コース古代・中世・近世・近現代。日本史コースは日本のこれまでの歴史すべてを学びの対象としています。それぞれの時代に生きた人びとのリアリティあふれる生活のあり方、時代ごとの特性を知ることで、現代までの流れをつかみます。

外国史コース

幼児教育コース東洋、西洋を区分とし、地球規模の大きな歴史の潮流、現代にまで続く世界の動きや文化の変遷を学びます。また、歴史を媒介にして異文化理解を深めることで、グローバルな視野と考え方、諸外国文化とのコミュニケーション力を培います。

日本考古学・民俗学コース

心理学コース考古資料・民俗史料の講読・研究をはじめ、実際に遺跡の調査やアンケート調査などのフィールドワークを実施することが、考古学・民俗学の最大の醍醐味。知識と体験から、事実に基づいた広い視野と、確証へと導く行動力を養います。

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学びのポイント

フィールドワークで学ぶ
日本各地から海外まで、貴重な史跡や伝統行事を現地で学習。五感を通して歴史を学び、その魅力に触れる。
どの領域にも専門家が
日本の各時代、東洋・西洋、考古学、民俗学・宗教史の専門家から、興味のある領域を深く学べる。
問題発見や情報分析の能力
研究発表やレポート作成を通じて、自ら新しい問題を見つけ、情報収集と資料分析、論理的な思考力がアップ。
歴史を伝える人材を目指せる
社会科教員や博物館学芸員、地方公務員など、大学での学びを活かして歴史の魅力を広く人々に伝えられる仕事を目指せる。

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カリキュラム

カリキュラム 2017年度

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主要科目
  • 【A】入門演習
    ゼミ形式の授業を通して、文献の調べ方、専門書の読み方、研究発表や質疑応答の方法などを学ぶ、新入生が大学での勉学のスタートを切るための入門的授業がこの演習です。博物館や史跡見学など、学外での臨地学習も取り入れていきます。
  • 【B】基礎演習Ⅰ・Ⅱ
    入門演習に続いて、1年生後期と2年生前期に開かれるゼミです。各自の興味に応じて、日本史・東洋史・西洋史や考古学・民俗学などを自由に選ぶことができます。本格的なゼミが始まる前に、自分の興味がどこにあるのかを確認するチャンスです。
  • 【C】日本近世史
    テレビの時代劇で一般に知られている江戸時代の実像を学問的に解明します。信長・秀吉・家康を中心に近世封建制の成立過程と特質を論じ、その後200年以上続いた平和と繁栄が日本の近代・現代に及ぼした影響を論じていきます。
  • 【D】史学演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ
    専門のゼミです。3年生から始める大学が多い中で、本学史学科では2年生後期から専門の勉強が始まります。各自の興味あるテーマの発表・討論や史料の輪読を通して、最先端の学問的成果に接し、卒業論文作成につなげていきます。
  • 【E】古文書講読Ⅰ・Ⅱ
    江戸時代の武家文書・村方文書・町方文書の原本コピーをテキストに講読を行います。和紙に毛筆で書かれたくずし字の解読は一見難しそうですが慣れてくると楽しい。そこからは江戸時代に生きた人びとの息づかいが聞こえてきます。
  • 【F】東洋史料講読Ⅰ・Ⅱ
    『三国志』をテキストにして漢文を読む力を育てます。返り点のない漢字だらけの文章を読むのは苦痛ですが、『三国志』の面白さがそれを癒やしてくれます。読み進めるのと並行して、中国史研究の基礎知識についても講義します。
  • 【G】日本考古学実習Ⅰ・Ⅱ
    遺跡の成り立ちや当時の生活を復元していくのが考古学。遺跡の調査方法から出土品の復元・研究、報告書のまとめ方まで遺跡調査の基本プロセスを学びます。当実習をきっかけに多くの先輩が専門職の道に進んでいます。
  • 【H】日本民俗学実習Ⅰ・Ⅱ
    単なるアンケート調査ではなく、現場に行ってその場の雰囲気を体で感じることから民俗調査は始まります。人と出会って話を聞いたり、状況を観察したりして、自分のフィールドノートをつくってみましょう。
  • 【I】女性史Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
    この講義は、年度ごとに日本史・東洋史・西洋史・考古学・民俗学を交えて行われます。東洋史では、儒教社会の中の女性の地位、纏足の歴史、近現代における女性解放運動などを、人びとの意識や人口・教育問題等と関連させながら論じます。
  • 【J】美術史Ⅰ・Ⅱ
    日本の作品を中心とし、東洋や西洋にも触れながら歴史的な美術作品を多様なイメージで読み解く方法を講義します。美術作品のもつ魅力を伝えることに力点を置きたいと考えます。
  • 【K】西洋史特殊講義Ⅲ・Ⅳ(近現代)
    近代イギリスを中心に、君主制と政治文化、犯罪と刑罰、子どもや移民など、さまざまな社会問題や諸制度、文化を考察します。
  • 【L】博物館実習
    この実習では、学芸員に必要な実践的技術を修得します。学芸員は雑芸員と呼ばれるほどさまざまな作業をしなくてはならず、拓本にしても墨づくりからスタートします。写真撮影技術や基本カードの作成、展示作業も一から体験し、書いた原稿を冊子にまとめる作業にも挑戦します。
主な卒業論文のテーマ
  • 古代山陽道の考古学的考察
  • 平安時代初期における朝廷と藤原氏の研究
  • 中世の女性芸能者集団について
  • 荘園の悪党
  • 近世後期大和における売薬商人の組織について
  • 長州藩情勢激変の背景についてー長州藩と民衆のかかわり
  • お雇い外国人から見た近代日本の考察
  • 説話・伝承からみる仮面信仰
  • 戦後日本における家族の理想と現実
  • 曹操ー正史と演義の比較を通して
  • 宦官ー明王朝の特色について
  • アクエンアテン宗教改革研究の問題点
  • ジェンダーからみた魔女ーヨーロッパ異端と魔女狩り

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キャリア・資格

取得可能な資格・免許
  • 博物館学芸員
  • 中学校教諭一種免許状(社会)
  • 高等学校教諭一種免許状(地理歴史)
  • 日本語教員資格
  • 図書館司書
  • 学校図書館司書教諭
大学院への進学

本学の大学院文学研究科に日本史学専攻(博士前期課程・博士後期課程)が設置されています。皆さんの先輩が何人も在籍し、卒業論文を基礎として、より高度な研究テーマと取り組んでいます。その成果は、専門の学術雑誌にも掲載されています。

博士前期課程の2年を修了すると「修士」、博士後期課程に3年間以上在籍して学位論文審査に合格すると「博士」の学位を取得できます。

大学院進学を希望する人は、教員に相談してください。なお、試験は、10月と3月に実施します。大学院案内の冊子は教務課大学院係で配布しています。

西洋史や東洋史で大学院進学を希望する人には、、他大学の大学院へ進学する方法もあります。詳しくは、教員に相談してください。

主な就職先リスト
運輸業・通信業

西日本旅客鉄道株式会社 JRバス関東株式会社
ANA大阪空港株式会社 ケイエム観光バス株式会社
山九株式会社 神戸エムケイ株式会社
ソフトバンク株式会社 TDIシステムサービス株式会社

金融業・保険業

株式会社紀陽銀行 株式会社山口フィナンシャルグループ
株式会社百十四銀行 高知信用金庫
中兵庫信用金庫 兵庫信用金庫
備後信用組合 三井住友海上火災保険株式会社
東京日動安心110番株式会社 明治安田生命保険相互会社
住友生命保険相互会社 第一生命保険株式会社
日本生命保険相互会社

宿泊サービス業

株式会社西村屋 株式会社ホテルニューアワジ

その他サービス業

株式会社JTB西日本 株式会社ユー・エス・ジェイ
国際文化財株式会社 島根県信用保証協会
TRC図書館流通センター 株式会社ウィルウェイ
株式会社個別指導塾スタンダード 東洋テック株式会社
株式会社トヨタレンタリース兵庫 シード社会保険労務士事務所
株式会社乗馬クラブクレイン 株式会社アコーディア・ゴルフ
株式会社エイジェック 株式会社グッドクルー
宗教法人生田神社 宗教法人春日大社

電気・ガス・水道業

福知山都市ガス株式会社 日本プロパンガス株式会社

製造業

コベルコ建機株式会社 東洋機械金属株式会社
ダイネン株式会社 朝日スチール工業株式会社
株式会社アルビオン 株式会社兼廣
千代田瀝青株式会社 阪神機器株式会社
株式会社佐藤印刷所 株式会社小西印刷所
ドクターリセラ株式会社 株式会社がまかつ

卸売業・小売業

株式会社阪急阪神百貨店 株式会社イトーヨーカ堂
TOTO関西販売株式会社 富士ゼロックス兵庫株式会社
丸善雄松堂株式会社 株式会社ヨドバシカメラ
株式会社レナウン 株式会社ストライプインターナショナル
ネッツトヨタ中央大阪株式会社 株式会社ホームセンターアグロ
株式会社アルカ 株式会社関薬
株式会社日伝 株式会社ACN
藤原産業株式会社

複合サービス業

日本郵便株式会社 兵庫県西農業協同組合

公務員・その他団体職員

南国市役所 八頭町役場
加西市役所
神戸市教育委員会 公益財団法人山口県畜産振興協会
姫路経営者協会 甲南大学生活協同組合
山崎文化会館 学校法人弘徳学園

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教員・ゼミ紹介

教授
氏名・担当科目 詳細
今井 修平
「日本近世史」

織豊政権期から江戸時代にかけて、近世封建制社会の成立と構造、および江戸時代の経済発展と社会の成熟を講述する。

今井ゼミ
ゼミ全体のテーマは、「江戸時代を様々な切り口から検討すること」です。その内容は、小瀬甫庵『太閤記』など活字史料の輪読と、『日本史講座』の論文を分担して紹介し、それをもとに全員で討論するという二つの柱で構成しています。こうして身につけた力をもとに、各自が見つけたテーマについて研究発表し、卒業論文を作成しています。

研究業績

川森 博司
「日本民俗学」

高度成長の時代を経て民俗学は転換期にある。昔話の伝承や観光の場を切り口に、民俗学の再構築を目指して教育・研究を行っている。

川森ゼミ
民俗学という視点から歴史を研究するゼミです。文献史に史料には主に英雄豪傑の歴史しか記されていません。記録に残らなかった平凡な生活者の歴史、その喜びや悲しみを、共感を込めて捉えようとするのが民俗学の視点です。20世紀に入ってから、このような名もなき民衆の生活や思想を記録する学問が始まりました。それを読みなおし、また現在のわれわれの目の前で展開している現象を観察することから、身の回りの歴史を考えていきます。

研究業績

小林 善文
「東洋近現代史」

19世後半から20世紀初頭にかけての中国近代史を、変法運動や革命運動等の改革や対外関係を中心にして講義する。

小林ゼミ
国際理解には、背景となる歴史を知ることが重要であるという姿勢で、古代エジプトから現代中国までアジア各地の興味ある地域や時代を学ぼうとする学生をていねいに指導します。また最近注目される女性史や環境史も学ぶことができます。

研究業績

知名 定寛
「日本宗教史」

近年は研究の蓄積が希薄な琉球時代における浄土真宗展開の実態解明に重点を置いて分析・考察を講義中に行っている。

知名ゼミ
2年生・3年生では各自が興味・関心を持っている歴史事象に関連する史料を輪読し、併せてその関係史跡を実際に訪れて、歴史事象を追体験することにしています。ちなみに、昨年の2年生は「熊野御幸記」を読んで、熊野古道を踏破しました(ホームページ参照)。現在(3年生)は「御霊信仰」に関する論文を精読して、研究方法の習得に重点を置いています。なお、指導にあたっては何事にも疑問を持つ姿勢を身につけることに留意しています。

研究業績

寺沢 知子
「日本考古学」

日本文化の基層を形成した縄文文化論や、弥生時代から古墳時代を中心に初期の古代王権が形成されていく過程を考察する。

寺沢ゼミ
文字のない時代のこと、文字で書かれなかったこと、文字で書かれたことの真偽など、時代をとわず、興味のあるテーマについて、自分なりの答えをだす力を養います。まるで捜査における鑑識のように、発掘調査によって得られた「物的証拠」をプロファイリングしていきます。分析力、文章化する力、口頭発表する力などが、絶えざる好奇心をもち続けながら備わっていく楽しいゼミです。

研究業績

中尾 友則
「東洋古代中世史」

中国古代中世の歴史は、多くの鮮烈な個性に彩られている。この講義では、人物を中心にその流れをわかりやすく解説する。

中尾ゼミ
欧米近代社会の行きづまりと、中国を中心とするアジアの発展。この動かしがたい現実のもと、欧米型近代の問題点(とくに利己的・対立的な面)を克服する可能性を求め、中国の伝統的思想(とりわけ儒教)の再評価が精力的に行われています。こうした近年の研究状況をふまえながら、公共性・共同性という視点を軸に、儒教の現代的意義を研究します。

研究業績

松下 孝昭
「日本近現代史」

明治維新・自由民権運動・大正デモクラシー・政党政治の確立と崩壊などを取り上げ、日本近現代史を概観する。

松下ゼミ
歴史の研究には史料の読解が不可欠ですが、とりわけ日本近現代史の分野には、無数の史料が残されています。ゼミでは、くずし字で書かれたものを中心に、史料の所在調査と 読解に力点を置きます。3年生後期には、専門論文を読むことを通して日本近現代史の研究動向を把握し、4年生における卒論作成につなげていきます

研究業績

山内 晋次
「日本古代史」

おもに、7世紀?14世紀頃の日本列島とアジア諸地域との国際交流史を研究しています。授業では、古代の国際交流史を中心としながら、前近代の国際交流史を幅広くあつかっていきたいと思います。

山内ゼミ
日本古代史および前近代海域アジア史に関する研究テーマを、自由に選んでもらいます。授業ではとくに、「史料の読解能力」を高めることを重視し、史料講読に力を入れます。また、論文講読では、日本史分野の論文だけでなく、東洋史・西洋史・考古学・美術史・文化人類学・民俗学・文学などさまざまな他分野の論文を読み、「比較史の視点」を養います。そして、このような基礎のうえに、文字通り個性的な卒論の作成をめざします。

研究業績

吉村 真美
「西洋近現代史」

大航海時代以降、グローバルな規模となって展開してゆくヨーロッパの歴史を、「近代化」の過程を中心に考察する。

吉村ゼミ
西洋史ゼミでは、欧米や関連地域の古代から現代にいたる地域・時代から、自由に研究テーマを選びます。興味のきっかけは好きな小説や映画、ファッションや料理などさまざま。専門論文や史料を読み込んで、テーマを学問的に掘り下げます。定期的に行う口頭発表と活発な質問、意見の交換を通じて、オリジナリティにあふれる卒業論文を制作します。

研究業績

准教授
氏名・担当科目 詳細
梶木 良夫
「日本中世史」

平安後期から室町・戦国期の代表的テーマを選び、近年の研究成果と課題を示す。その際、絵巻物や芸能など文化的資産から学び取る視座にも重点を置く。

梶木ゼミ
歴史研究の素材である資料を読み解く技能を身につけること、研究文献を検討する力を身につけることを重点におき、日本中世の時代的特徴をゼミ全体で考えることを目的としています。博物館やフィールドでの「学び」も取り入れて、こだわりのある卒業論文づくりをめざします。

研究業績

Campus/キャンパス

須磨キャンパス

〒654-8585 神戸市須磨区東須磨青山2-1
TEL:078-731-4416

ポートアイランドキャンパス

〒650-0046 神戸市中央区港島中町4-7-2
TEL:078-303-4811

三宮キャンパス

〒650-0004 神戸市中央区中山手通2-23-1
TEL:078-231-1001