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古典芸能研究センターは、行吉学園発祥の地である三宮キャンパス(神戸市中央区)にあります。
能楽資料の橘文庫、民俗芸能資料の喜多文庫をはじめ、古典芸能や民俗芸能に関する書籍・資料を幅広く備えた研究施設です。芸能に関連する様々な分野の資料を収集しており、個別の分野はもちろん、より総合的な調査・研究の拠点となっています。
なお、所蔵する資料は、学生・社会人を問わずどなたにもご利用いただけます。

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最新情報

最終更新日:2022年8月1日

8月の資料

古典芸能研究センター所蔵の様々な資料の中から、毎月1点紹介します。



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1丁表「勧進帳」



〔三読物(さんよみもの)〕
横本・袋綴 1冊 元禄13年(1700)写
江崎家旧蔵資料

 外題・内題なし。もとは縹色紙表紙だが、前表紙は深緑色、後表紙は墨色の絹布を貼り付けた布表紙に改装されている。書型は、横向きにした美濃判より、やや小さめ。鳥の子紙6丁に、「勧進帳」「願書」「正尊(起請文)」の詞章が、片面7行で書かれている。奥書に「右三巻読物章拍子/雖秘事以前堅御懇望故/伝受之努々他見内伝在之/間敷者也/元禄十三天辰十一月/江崎直行(花押)/伊東久太輔殿」とあり、元禄13年11月に、2世江崎正左衛門直行(宝暦4年〔1754〕没)が、門弟の伊東久太輔に伝授した「三読物」の謡本と知られる。ただし、詞章本文と奥書の筆跡が相異することから、別人が書写した本文に、直行は奥書のみを添えて伊東に与えたものらしい。伝授に当たり何らかの特別な事情があったのか、花押の形が通常の直行のそれとは相異する点が留意される。
 当本の詞章に施された基本的な節付は、元禄元年に直行が「福王氏」(7世福王茂右衛門盛信)から伝授された「三読物」(古典芸能研究センター所蔵「蘭曲口宣舞」所収)とほぼ合致し、さらに当本の詞章には、習いの部分を中心に、ごく簡略な拍子当り、間拍子、トリなどが朱で書入れられている。
 なお、先月に展示した「昭和八年六月二十一日付茂山久治より江崎直康あて書簡」によると、当本は茂山久治が古書展覧会で購入し、まもなく9世江崎正左衛門直康に譲渡したものである。

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