
古典芸能研究センターは、行吉学園発祥の地である三宮キャンパス(神戸市中央区)にあります。
能楽資料の橘文庫、民俗芸能資料の喜多文庫をはじめ、古典芸能や民俗芸能に関する書籍・資料を幅広く備えた研究施設です。芸能に関連する様々な分野の資料を収集しており、個別の分野はもちろん、より総合的な調査・研究の拠点となっています。
なお、所蔵する資料は、学生・社会人を問わずどなたにもご利用いただけます。
新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため、ご協力をお願いします
・風邪のような症状がある方、発熱のある方、感染の疑いがある人が身近におられる方は入室できません。
・入室の際はマスクの着用と手指のアルコール消毒をお願いします。マスクのない方は入室できません。
・入室中の会話は最小限にして下さい。
・混雑を避けるため入室を制限させていただく場合があります。
・今後の状況により、やむを得ず閉室とする場合がございます。最新情報はホームページでお知らせいたしますが、念のため事前にお問い合わせください。
最新情報
- 2023年2月6日(月)~3月31日(金)、展示室において「写真家 佐藤順子の視た 阿波人形浄瑠璃」を行っています。一部、展示替えをしました。
- 2022年2月・3月の開室日をアップしました。
- 古典芸能研究センター開設20周年を記念して、『伝説・物語の神戸を歩く』を刊行しました。
- YouTubeの「古典芸能研究センター公式チャンネル」にて、センター開設20周年記念展示(夏)写真展「沖縄の祭祀1978-2017」(2021年7月17日~8月1日開催)の関連動画「はじまりの芸能:古典芸能から「やすらい」と「しなやかな力」を現代に」を公開しています。
- 2021年4月24日(土)~5月5日(水)に神戸市立須磨離宮公園で開催を予定していた古典芸能研究センター開設20周年記念展示「神戸女子大学古典芸能研究センター・神戸女子大学図書館所蔵 能狂言絵コレクション」は、緊急事態宣言発令に伴う会場の臨時休園のため、4月24日限りで中止となりましたが、YouTubeの「古典芸能研究センター公式チャンネル」にて展示紹介動画を公開しています。
- YouTubeの「古典芸能研究センター公式チャンネル」を開設しました。
- 『新作浄るり めをと
山賊 ―食満 南北 遺稿集―』(神戸女子大学古典芸能研究センター研究資料集3)を刊行しました。
最終更新日:2023年3月7日
3月の資料
古典芸能研究センター所蔵の様々な資料の中から、毎月1点紹介します。
志水文庫蔵 『今昔操年代記』 (いまむかしあやつりねんだいき) ![]() 下巻 5丁裏・6丁表 「用明天王職人鑑」上演の様子 | 享保12(1727)年 西沢九左衛門刊 浄瑠璃史書、西沢一風(いっぷう)著。豊竹座・竹本座のひいき客同士の言い争いを老人が仲裁するという体裁の序に始まり、浄瑠璃の歴史や太夫の語り口への批評をまとめたもの。上巻は、名人井上播磨掾(はりまのじょう)の播磨風一流の樹立から、竹本義太夫(筑後掾)の竹本座創設と義太夫節の完成、豊竹若太夫の独立と豊竹座創立まで、発祥から当代に至るまでの浄瑠璃の変遷や操(あやつり)芝居の歴史を述べる。下巻では、義太夫歿後以降の浄瑠璃界の隆盛、近松門左衛門の功績および代表的な浄瑠璃作者、さらに、有名な太夫について、語り口の特色を中心に列伝風に紹介する。展示資料は上方版のうち初版か。上方版は本文は同版ながら7種が確認されており、後には内容を一部変えた江戸版(横本)も刊行された。 著者の一風は、江戸中期の浮世草子・浄瑠璃作者。大坂の書肆西沢太兵衛の子で、九左衛門と称した。本名、義教(よしのり)。音曲に精通しており、浄瑠璃史の記述は一部を除き極めて正確で、各太夫の語り口の批評も当を得ているとされている。本書は浄瑠璃歴史書の嚆矢であるとともに、信頼度の高い資料である。 |
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