(イメージ画像)

古典芸能研究センターは、行吉学園発祥の地である三宮キャンパス(神戸市中央区)にあります。
能楽資料の橘文庫、民俗芸能資料の喜多文庫をはじめ、古典芸能や民俗芸能に関する書籍・資料を幅広く備えた研究施設です。芸能に関連する様々な分野の資料を収集しており、個別の分野はもちろん、より総合的な調査・研究の拠点となっています。
なお、所蔵する資料は、学生・社会人を問わずどなたにもご利用いただけます。

新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため、ご協力をお願いします


・風邪のような症状がある方、発熱のある方、感染の疑いがある人が身近におられる方は入室できません。
・入室の際はマスクの着用と手指のアルコール消毒をお願いします。マスクのない方は入室できません。
・入室中の会話は最小限にして下さい。
・混雑を避けるため入室を制限させていただく場合があります。
・今後の状況により、やむを得ず閉室とする場合がございます。最新情報はホームページでお知らせいたしますが、念のため事前にお問い合わせください。

最新情報

最終更新日:2023年9月28日

9月の資料

古典芸能研究センター所蔵の様々な資料の中から、毎月1点紹介します。



資料画像

第5冊目
右:「邯鄲」挿絵 左:「殺生石」詞章
  

「繪本小謡」
袖珍本(縦10.0×横7.2) 袋綴 5冊
玉英子画 江戸中後期 花屋久治郎刊

 全百番の挿絵入り小謡集。詞章は観世流で、曲順は内組Fと概ね一致する。書型は袖珍本(雛本・豆本)に分類され、1冊あたり20曲を所収する。1曲につき1丁(1枚)を使用し、丁表に小謡の詞章、丁裏に挿絵を載せる。挿絵は、各曲の物語の内容や景観を絵画化したもので、全曲につく。約4割の曲に朱の直しが書き加えられ、そのうち吟の直しは、明和改正謡本の影響を受けて「柔」「剛」と表記されている。刊年のない奥付「小謡本雖多世間以其/章調之歟 依為慰童意/章句玉英子以画寫之/合開板者也/東叡山下竹町/花屋久治郎(鼎印「星運堂」)」が、最終冊のみに印刷されるが、法政大学鴻山文庫に、同じ奥付(刊年を除く)を持つ明和8年(1771)刊〔雛本絵入小謡〕全20冊(1冊あたり5曲所収)が所蔵され、当該資料は、この明和8年刊本の後刷り本とみられる。奥付にある絵師の「玉英子」については未詳。


当サイトのデータについて

神戸女子大学古典芸能研究センターが公開しているすべてのホームページおよびそこに含まれる画像データ・テキストデータ等は、神戸女子大学が著作権を有しており、その扱いは日本の著作権法に従うものとします。これらのデータを、法律で認められた範囲をこえて、著作権所有者に無断で複製・転載・転用することは禁止します。

ページのトップに戻る

学校法人行吉学園

(C) 2008 YUKIYOSHI INSTITUTE. All Right Reserved.