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古典芸能研究センターは、行吉学園発祥の地である三宮キャンパス(神戸市中央区)にあります。
能楽資料の橘文庫、民俗芸能資料の喜多文庫をはじめ、古典芸能や民俗芸能に関する書籍・資料を幅広く備えた研究施設です。芸能に関連する様々な分野の資料を収集しており、個別の分野はもちろん、より総合的な調査・研究の拠点となっています。
なお、所蔵する資料は、学生・社会人を問わずどなたにもご利用いただけます。

最新情報

最終更新日:2020年2月17日

2月の資料

古典芸能研究センター所蔵の様々な資料の中から、毎月1点紹介します。

江崎家旧蔵資料 『筆次抄』
(左:本奥書)       (右:初丁表)
資料画像 写 半紙本
延享元年(1744)十二月 室谷忠隣写 

進藤以三著 『筆次抄』

  『筆次抄』は『筆の次』の別称で、ワキ方進藤流の進藤以三が、室町末期成立で江戸期に広く流布した謡伝書『塵芥抄』に解説を付した書。『塵芥抄』から拍子のことや初心者に理解可能な部分を除き、難解な箇所のみ説明している。以三は、進藤流の始祖進藤久右衛門忠次の長男だが、ワキ方を継がず、京都で素謡教授を専門にし多くの弟子を持っていた。伝本は、自筆本とされる琴堂文庫本・鴻山文庫本(甲)を含む写本十本が確認されている。
  本書は、書写奥書によると、寛保初期から稽古を始めた素人弟子が、謡の師匠から与えられたという。「室谷忠隣」と「元竹八木翁」、および本書が江崎家に蔵されることになった事情は未詳である。(こうした伝書のみならず、江崎家旧蔵資料の中には、謡の素人弟子の関与した書がいくつか見出せる。)
  本文は琴堂文庫本とほとんど異同はないが、例に引かれる謡の文句に曲名が加えられている箇所、また朱筆の書込みと貼紙が複数ある。「聲」に「章」と傍書する箇所は多く、第三十八条「一、當るトいふと入トいふと心得有へし」(33丁表5行目~34丁表6行目まで)では、すべての「聲」の字の上に朱筆「章」が貼付られている。

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